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UNDERTALEと音ゲーとワイ

この通知が来た瞬間、
自分の頭の中で「どっこらしょ」と重い腰を上げる声が聴こえた気がした。

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この文章は、GITADORAに「MEGALOVANIA」が
アレンジ移植されると知ってから
UNDERTALEの沼に親指を立てて沈んでいく人間のお話である。
前半~中盤はUNDERTALEのネタバレなし、
後半の最後の方はネタバレありの感想をぶちまける…
そんな内容でお送りいたします。
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○ずっと気になってた…わ、わけじゃないんだからねっ??!!

ずっと前から、やれチュウニズムだのグルーヴコースターだの
音ゲーに曲が移植されては
一部界隈でものすごい賑わいをみせていたUNDERTALEの曲たち。
スマブラにちょこっとMIIファイターや曲が来るときも
熱狂的な盛り上がりだったような記憶がある。
あの時、一部の外国の方々泣いてなかった?
あのガイコツのキャラはそんなに人気があるのか?とか、
見た目が半魚人みたい奴もやたら人気あるな…とか、
すごーく遠い所からみるだけ「だと自分に言い聞かせながら」、
情報を眺めていた記憶があった。

UNDERTALEそのものは、
様々な場面で評価の高いゲームであるという情報を見ていた。
もしかして音ゲーとも相性がいい、のか…?
と思いながらも、そこまで手を付ける暇はないし、と躊躇していた。

そんな折、DDRとボルテにも楽曲が入るとなって、
これまた一部界隈が熱狂した。
と、とうとうコナミ系の音ゲーにも「波」がきた。
一体なんなんだ、このUNDERTALEというゲームは。

そんなに曲がいいのか?
そんなにゲームは楽しいのか?
コラボが騒がれるほどのものなのか?

いやいやそうはいっても、今は本当に仕事が忙しい。
休日に家ゲーをやる体力はほとんど残っていないんだ。

『GITADORAにでも来ない限りは、手をつけないぞ。
こんなのに手をつけたら大変なことになるからな』






来るやん???????

心は明らかに動揺していた。
なにせ自分は、自分が好きなコンテンツにコラボ企画が来ると、
そのコラボ先をしっかりと予習しないと
気が済まないタイプの人間だったのだ。

例えば、自分はソシャゲだとディスガイアRPGなんてのをやっている。
ディスガイア6は…その、まぁ、うん、って感じではあったが、
コンテンツとしてはディスガイアは大好きだ。原田さん愛してる。

ディスガイアRPGに「Re:ゼロ」のコラボが来ると知るや否や、
漫画版を全巻購入して読みふけった。
あんなアホみたいな数のレムのフィギュアが
世の中に出回っている理由、よーく分かりました。いいよね。

ディスガイアRPGに「七つの大罪」のコラボが来ると知るや否や、
これまた漫画全巻を購入して読みふけった。
読み終えた時、「メリオダスって名前、軽々しく使えないなぁ…」
と、†俺は理解する†に至った。


要するに、チョロいのだ。

コラボ企画というのは大概、
「このコンテンツもいい味だしてまっせ~、
〇〇ユーザーの皆さん、いかがッスか~~??」
とやってきて、なんやかんや絡んできてから
スッと消えていくもの、という認識をしている。

ただ、そうは言っても自分の好きなものに絡んでくる以上、
自分は「ソレ」も理解しなければ気が済まないタチなのだ。
こんな人間にはコラボ企画は刺さる刺さる。
仕掛け側からすれば「チョロすぎひん?」とドン引きするレベルだと思う。

そんな自分の大好きな大好きなGITADORAに、
とうとう UNDERTALEが あらわれた。

「ウチのこと、気になってたんやろ?
ちょっと付き合ってみてもええんちゃう?」
みたいなフランクなノリでいきなり告白されたような気持ちだ。
「な、なによ…ずっとアンタのこと、
気になってた…わ、わけじゃないんだからねっ??!!」
と言いながら、差し出された手を花山薫ばりの握力で握り返す勢いである。

表面上はこんな落ち着いた雰囲気でツイートしてみたが、
もうこの時点で既にUNDERTALEを理解しないと
気が済まない躰になってしまっていた。


○予習・実習・復習・補講

そんな脳みそトロトロの状態で、
とりあえずどんなストーリーなのか、どんな曲があるのかを
ネタバレなしverの紹介動画を作って頂いている人が
youtubeにいらっしゃったので早速確認する。



あま~いキャンディをなめたような気分。

ええやん…。

曲、いいっすね…
8ビット系と思わせておいて盛り上がりの箇所では
素晴らしい色の音楽に変化していく。
で、でもストーリーは…触りだけだとけっこう安直な感じっすね…?
もしかして曲がいいから有名になった系のゲーム…?
いやまさか…。

そこで、ほんの少しネタバレになる要素がある動画を視聴。


頭がぐるぐるしました

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
そうか、そうかそうか、これは、ワイ好みやああああああああああ。
あの流れで「MEGALOVANIA」流れるの!!??熱いな!!??
つーか「MEGALOVANIA」、この曲の歴史もなかなかなモンやな!!??
そりゃスマブラにサンズが来るとかメガロのアレンジ入るってなりゃ、
涙流す人いてもマジで不思議じゃないわこれ。エモい。桜井さん愛してる。

ね、チョロいでしょ?
ほんの少し背中を押されただけで
感度3000倍かオメーってくらいスグに堕ちました。

そしてしっかり予習を済ませて挑んだ
当日のMEGALOVANIAのyvyaアレンジ、実践。


は?


本当に、本当に本当に最高だな?????????

yvya神にはずっと前から完全にベタ惚れしてましたから
アレンジはもう完璧で最高でした。
原曲リスペクトで素材の味をグッと引き出しながらも
yvya神の濃い味もちゃんと出してる。イイッ!!!!(一気飲み)

そして予想だにしなかったクリップ付きですよ。
予習で穴が開くほど見たサンズ戦じゃないッスか!!!!
まさかこれをギタドラでみれるとは…ッ!!!!
(自分が好きなポイントがこのクリップにはいくつかあるので、
 そこについてはネタバレ開放する後半で語ります。語らせてくれ)

そして譜面もレベルも素晴らしい。何もかもがちょうどいい。
ワイから目線ですが、赤も紫も歯ごたえがちょうどいいんすよ。
もうちょっとでフルコンとれる、とか、
理論値出ればこれはスキル入る、とか、
そういう丁度いい譜面でちょうどいいレベルなんすよ。
最近のギタドラにしては珍しく丁寧に作ったなコレ??って思いました。

なんかもう、情緒が、ぶっ壊れてしまいましてね。

気付けば44連奏ですよ。
履歴、「MEGALOVANIA」しかねーじゃんHAHAHA。
めちゃくちゃ幸せな時間でした。

っていうかもうこれはゲームやらなきゃダメでしょ。
気づいた時には、なんやかんやありまして
スイッチ版のパッケージ版を購入しちゃってました。


○そんなわけでUNDERTALEプレイの感想(ネタバレほぼなし)

・やっぱり曲いいよね。
場面に合わせた曲作りが天才なんじゃないかなと思いました。
マップの通常曲とかもすっごくいい。素敵。
ピアノの使い方がワイ好みすぎるんですよ。
youtubeに上がっている
オーケストラ講演も視聴しましたけどね、アレもずるい。
曲だけじゃねーんだよあの動画、
セトリの流れも「わかってる」としか言いようがない。

・シナリオと設定が深い。
シナリオには大きく分けて3パターンの分岐があるけど、
全てがにつながっている。完全に技ありです。
こんなシナリオ普通は書けない。脱帽です。
いろんな箇所に伏線や隠しメッセージが存在するから、
拾い上げて繋ぎあわせて考えた時に
「えっ、そこに繋がるの?マジ?」ってなるような箇所がたくさんある。
二つのルートをやり終えてから
ネタバレ系のyoutube動画を漁って見たけど、
確定情報のない考察ですら「すげぇ…」となるものが多すぎて、夏。

・ゲームとしては最初は避けゲー要素が強い。
これ自体は賛否両論、好き嫌いはあると思います。
そして自分、実は避けゲー苦手なんすよ。
シューティングゲームは完全に苦手系の人間なので、
弾避け系の戦闘システムと知った時には
とりあえず「あのルートの攻略はワイには絶対無理やな」と思いました。

しかし、あのゲームは本当によく作られてると思うんです。
その避けを優しく練習させてくれる箇所が至る所に散りばめられていて、
慣れさせてくれるようにいろんな配慮がされている。
ゲームオーバーによるプレイヤーへのダメージが薄くなるように、
様々な箇所にセーブポイントが散りばめられているのもベネ(良い)。

そして、「あのルート」を攻略しようとするまでには、
まぁまぁな技術が自分に身についているんですよ。
で、そこから容赦なく襲い掛かる「あのルート」。
完全に別ゲー。でも何回でもやり直せるから相手の攻撃を覚えるんですよ。
なので、「避け」よりは「覚え」ゲーであると最終的には気づきました。
何回でもケツイをみなぎらせれば、きっとクリアはできる。
素敵なゲームバランスだと思います。
一部のボスと敵の攻撃はすっげームズイけど。

・総合的な感想
UNDERTALE、超良ゲーでした。
案の定まぁまぁな時間は吸われたけど、
とても有意義な時間でした。



~~~ここからネタバレありです~~~
~~~色々書きたいケツイがみなぎってます~~~







○ネタバレありの感想

・GITADORA(DDR)のクリップに色々なエモを感じた。
あれ、DDRにもクリップあったんすね…。

あの映像についても色々想うところがあるんですが、
まず真っ先に目がいったのは主人公の名前。

「キャラ」じゃねーか!!!この映像作ったスタッフもやってんなぁ。
もうGルート突入させるためだけの名前よね。本当の主人公の名前。

そしてサンズが開戦前に放つ言葉が

これ、Gルート2週目以降のセリフじゃねーか!!!鬼畜だな!!!
多分楽曲収録が決まって、じゃあクリップ入れたいよね、ってなった時に
「自分のデータで撮ります?」って
言った人のデータで撮った映像なのではと邪推する。
Gルートクリアする猛者がコナミ内にいたからこそ、
音ゲーに入るに至ったのかも?と考えるとロマンがある。

あとは攻撃モーション。

こげたフライパンだな?(春日の「水曜だな?」のイントネーション)
サンズ戦を普通にやる人は必携っすよね、コレ。ガチ装備やん。
自分もこの装備じゃないとクリアできない自信あります。

で、これは予想なんですけどクリップで操作しているプレイヤーさんは
多分サンズを倒したことない人じゃないかな?と思う。
流石にファーストテイクではないと思うけど、
少し慣れ始めたけどまだ倒せない人の動き方をしてるなと思いました。
(12回目くらいのワイをみているようだった)

アイテムで「ビチャビチャ」がないとワイは無理っす。
悪夢の後半戦の難易度がガラリと変わる。

・サンズ大好き
性癖ど真ん中のキャラなんすけど、サンズ。

主人公や世界の秘密を知っている、
設定が今でもまだ完全に明かされていない、
回避255、何回でも殺してくる多彩すぎる攻撃パターン、
Nルートのセリフ、Pルートのセリフ、Gルートのセリフ…
等々、すべての要素が最高です。

怠惰になるに至った経緯も納得できるんだよなぁ…
それでいてNルートでパピルスがリーダーになるパターンの時に、
サンズが急に働き者になったとかいうパピルスのセリフ、
Gルートをクリアしてからだと染みるんですよ…
いい兄貴だなぁマジで…パピルス大好きじゃん…

自分だけが世界の真実を肌で理解できていて
それでいて抗えないという無力感の中にいる。
だからこそ、パピルスという存在は
まぁまぁイカれてるけど一緒にいて楽しい弟で、
設定上明かされない深い繋がりもあるからこそ、
サンズにとっちゃ唯一無二なんだろうなぁ…と思ったりする。

Pルートでもすべてを諦めたようなセリフを吐いているくせに
エンディングではあんな楽しそうにしちゃって…
でもそれすらも無かったことにされる無力感。嗚呼。
サンズはUNDERTALEで一番人間臭いんですよね。ほんと好き。

あと勝手な予想ですけど、
Pルートのサンズは絶対捕まらずに
彼を返り討ちにできる力、ありますよね…。
あの昼行燈的な振る舞いも含めて、全てが魅力なんですよ。

そりゃTシャツも買っちゃうってもんです。

ギタドラやる時も、サンズみるだけでついつい
「会いに行ってしまう」から選曲しちゃうんだよなぁ。
まぁ流れるのはGルートの映像なんだけどな!それも2週目以降の!!!

・すべてを経験してからだと、曲が全て「いい」
ボルテで贅沢に10曲もぶちこまれてるの見て、
素直に最高だと思いましたよ。
全クリしてからというもの、いてもたってもいられず
ボルテでもチュウニでもグルーヴコースターでもDDRでも
アンテ曲は全てプレイしました。とても良かったです。

個人的には、というかほかの色んな人と同じ意見ですが
「アズゴア/ASGORE
「本物のヒーローとの戦い/Battle Against a True Hero
「華麗なる死闘/Death by Glamour」あたりの曲も好きなので
是非ともGITADORAに追加アレンジをだな…
ピアノ系の曲も多いから、是非ともノスタルジアにも曲をだな…
ポップンや指にもボルテ並みに移植をだな…
とまぁ、欲望は尽きません。

・GITADORAのイベントに一言だけ物申す!!!
できれば、LV20で終了にしてほしかった!!!
サンズ倒した時のカンストレベルで止めれば最高にエモかった!!!
惜しい!!!もう一度別の企画もやろう!!!!!!


36回目の奇跡

以上です。楽しく書けました。

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