「昭和脳」と「ゆとり世代」の埋まらない価値観の溝

先日、埼玉県の高校教諭が有給休暇を取得し、長男の通う別の高校の入学式に出席するため自身が担任する1年生の入学式を欠席したことが話題になりました。

正規の手続きで有給休暇を取得。それで欠席しているので、一応ルールとしては問題ない。

ざっくり、肯定派の人達の意見は「有給休暇は認められた権利」
否定派の人達の意見は「仕事舐めんなよ」と、綺麗に二分。

肯定派は理屈的、否定派は感情的、と言った所。

そしてコチラも傾向としては「肯定派=若者」「否定派=40代~」と、年代によって別れていたイメージです。

この件に限らず、最近では30代以下と40代以上の世代で「あ、価値観の大きな違い、溝があるな」と感じることが多々あります(Windows XP問題とかですね)

と、いうことで非常にざっくりとではありますが、30代以下の若い人の価値観を「ゆとり世代」、40代以上の価値観を「昭和脳」と定義し、あえてレッテル張りして考えてみましょう。

【ゆとり世代の傾向】
→理屈的かつ合理的。感情よりも法律やルール、規則を重んじる。マニュアル的、ドライ。
→慎重派。動く前に色々と考える。
→仕事・会社への優先順位・忠誠度が低く、オフの時間を大切にしたいと考える
→ネットに慣れ親しんでいる。テレビ、新聞などの大手メディアに懐疑的。

【昭和脳】
→根性論・体育会系。ルールよりも人情、感情で動く。
→行動派。トライ・アンド・エラー精神。
→仕事・会社への優先順位・忠誠度が高く、命よりも仕事が大事。
→テレビ、新聞などの大手メディアに慣れ親しんでいる。ネットに懐疑的。

こうして見ると「昭和脳」のおじさんがマニュアル対応する「ゆとり世代」の店員を怒鳴り散らしてたりするのは必然的かもしません。

ちなみにこれらは価値観なので、どちらが優れている・劣っているというのはないのですが、共通してヤバイのは「違う価値観の人を理解しない、しようともしない人」だと思います。

逆に言うとこの価値観の溝が埋まれば、もっともっとお互いの世代にとって住みやすい世の中になるのになーとは思います。

私自身はネットに接する時間も多く、世代的にも「ドンピシャゆとり世代」なので、人一倍意識しないといけないな。



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