判断

一瞬の判断が運命を分かつ説

どもども!

今日は台風でしたが、かなり痛い目に遭いました。自然の前で無力な人間を感じるしかありませんでした。。

今日の出来事を通して感じることがあったので、ちょっと文章に落としてみたいと思います。

空港にて

僕は普段営業の仕事をしているのですが、今日は愛媛へ出張に行く予定でした。

台風で公共交通機関が運転見合わせや遅延しまくる中、なんとか空港に着くと、カウンターには長蛇の列。。

「仕方ない」と思ってカウンターに並ぶこと約3時間。

「いよいよ自分の番!」という時に、予約していた便がなんと欠航になりました。
そこから他のフライトを調べたのですが、全部満席になっていました。。涙

くよくよしても仕方ないことは仕方ないので、翌朝のフライトに振替え、いそいそと帰宅したわけですが、気持ち的には「丸一日潰れた!」という感覚でした。

台風だから仕方ないと言えば仕方ないのですが、「あの時こうしておけば」ということが実際はあったんです。

一瞬の判断ミス

朝、僕は家を出た後、空港行きのバスが出ている近くの駅まで、タクシーに乗って行こうとしました。普通にいけば車で10分で行ける距離。バスの出発まで25分近くあったので、余裕で行けるだろうと思ったのです。

でも、道路が思いの外混雑していて、実際は45分かかりました。これが完全に誤算でした。

もしタクシーを使わずに自転車で行っておけば、ギリギリ間に合ったはずです。

その時間帯、雨は降っておらず、風も全然問題なかったのですが、「台風だからタクシーっしょ!」という固定観念が僕をタクシー乗り場へと導きました。くそ〜!

「いや、ちょっと待てよ。雨風も問題ない。タクシーだと道路状況次第ではものすごい時間がかかるかもしれない。自転車なら時間がずれることはない。」

そんな風に冷静に状況を分析して判断することができたなら、僕の一日はまるっきり違うものになったと思いました。

一瞬の大切さ

僕たちは「大きなこと」は「大きな何か」によって決定されると思いがちです。

でも、実際はそうではない。この例では、「一日」という時間が「一瞬」で決まりました。

分かりやすくするために「秒」で考えてみます。「一日」は「86,400秒」です。「一瞬」は長くても「10秒」でしょう。わずか10秒によって、残りの86,300秒が左右されてしまう。

主従の関係で言えば、10秒が「主」に対して、83,000秒が「従」です。この10秒に、残りの83,000秒は引っ張られていきます。これは、個人の人生における重要な法則の一つである、と考えています。

僕たちは引っ張られていく83,000秒に投資するよりも、引っ張る10秒に投資した方が賢明と言えます。

拡大すると、この社会も同じ法則で存在しているように思います。実際に社会を動かしているのはほんの一握りで、その他大勢はそのほんの一握りの人が決めたルールに引きづられていきます。政治家になれ!とか、官僚になれ!とか、そういう話をしたい訳ではありません。

僕たちはより良く生きたいと思うわけですが、漠然と一生懸命生きるからといって、良く生きられるわけではない。戦略が必要です。

その戦略とは、判断する10秒に命を懸けることです。

ナポレオンが百戦錬磨だった理由

フランスの将軍、ナポレオン=ボナパルトは「百選練磨」で有名ですが、常に勝利できた理由として「勝てる戦いしかしなかったからだ」と言っています。

これも結局は「判断」の問題です。

負けが分かりきっている戦いは回避する。そして、勝てる戦いにだけ注力する。
負けることがないから、戦力も高い水準で維持され、軍隊の士気も上がりました。

この「判断力」がナポレオンを百戦錬磨たらしめたのです。

大学生=10秒のよう

同じ10秒でも、大学生の10秒は年老いてからの10秒と意味が異なります。

一瞬の判断で一日の勝敗が左右されるように、もう少し時間軸を長くとってみて、大学生の時にする判断がその後の人生の勝敗を左右するんじゃないかと思います。

大学生の時に何に接し、何を学び、何を自分のコアに刻むか。それをベースにして、その後の人生のストーリーが展開していくようになります。

結局人生は個人の判断の連続によって作られていきます。であるならば、判断のレベルを上げることが、良い人生を導く唯一の鍵であるはずです。

モビ君は今日思いっきりミスってしまったわけですが、皆さんは同じ過ちを犯さぬように。

では、さいなら!

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