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PTA委員になっての初日の感想は、聞いていたような悲劇はおこらず建設的かもしれないというポジティブ寄り

(2024/4/23火)

仕事が暇そうなので
PTAの委員をやることにした。
6年間のうち1度はやらないといけないので今年終わらせておこう!と。

はじめて合同委員会なるものに出席したんだけど
わたしが察知した限り、やりたくてやってる人ってやっぱりいなそう。
みんな「1回はやらないといけないので」「第3希望でこの役割になって…」などと言っていた。

それでも「やりたくないでーす」で押し切るみたいな非建設的な意見はでず
むしろどちらかというと、いかにあまりパワーかけずに終わらせるかみたいなところの共通認識はあった。
ただ、個々に事情が違う。PCが家にない人、またスキル的に使えない人、平日動けない人。
完全にタスクを「平等」に分配することなんてできないよな。
だから不満とかもでるのかもしれないけども。

だけど、自分で言うのもアレですが
「この役職でよければわたしやります」と真っ先に手をあげて
とてもよかったし、けっこうこれが空気を変えたような気もする。
ええよな、自分が別にそう解釈したって。

わたしが立候補したらあとに続く人も何人か出てきて
なんと、最初に「わたしPC使えないんでなんもできません!」と言っていた人(うわ〜やっぱりこういうネガティブな人いるんだ〜と思ってしまってました!ごめんなさい!)が、班のリーダーに立候補してくれた。
「PC使えないけど平日は動けるんで、先生とのやりとりはしやすいと思うんでむしろリーダーに」と言ってくださって。

わたしが立候補したのは、やる気に満ち溢れていたからではなく
役割決めで、くじ引きで地獄の空気になるのが嫌だったのだけど
(くじ当たって役職なった人の嫌そうな顔と、押し付けてしまったこちらの罪悪感、勝ち逃げした喜びを押し殺す人、みたいなのがいりみだれる無言の重い空気)
結果的に、くじ引きは使うことなく、役割がすべて決まった。
自己犠牲のつもりはまったくなく、逆で、わたしはPCが苦労なく使えるので…自分のPCも持っているし…家にPCなくワードエクセルも触れない人が役割を持ってその下で個別分担されたことをやるよりも、ぜったいわたしが役割を持つ方が自分にとって効率的だという自己中心的さの中での手上げでもあった。
あと、私自身が、ただの好奇心で、というか、はじめてやることはなんでもポジティブ寄りに受け取る癖があるので、PTAってほんまに巷で噂されているように嫌なところなん??ってのを確認してみたいというのもあった。

空気って伝染する。
わたしが伝染されやすいから特にそう思うのかもしれない。
「わたしできなんですけど」がベースになると、みんなができないことを主張しあうフォーマットにのっとって会話がすすむ。
伝染する空気というのは「フォーマット」のことなのかもしれない。
「これならできますけど」って、「わたしできないんですけど」の裏返しに必ずあることだから、「これならできますけど」をフォーマットにすれば、嫌な発言をする人はまったくいなかった。
みんなが「わたしできない」と言いはじめてる中で「やります」と言うのは、おっなんかやる気の人いますね〜あの人に全部おしつけちゃいましょ!となる可能性も秘めていたけど、そうならなかったのは、やはり、集まった人がみんな建設的だったからだ。
そして、タスクが(ドライブなどが使えずUSBでのデータ管理を余儀なくされるなどの不自然さはあれど)これまでやってきたみなさんのおかげで、かなりコンパクトになっていて、引き受けやすいサイズになっていたからだ。そうでなければて上げなどできず、「わたしできません」フォーマットにならざるを得ないから。
思ったより、ぜんぜん、よい組織っぽかった。
「思ったより」というのがハードルあげすぎてたのかもしれない。

そして、今振り返って思うのは
「できることとできないことがそれぞれあるのは当たり前なのだ。」
と、おおらかに思えた自分が発見できて、それはとてもよかった。
たぶん5年前のわたしなら「そんなのみんな同じでしょ?あまえんな!」みたいなピリついた気持ちが絶対に絶対にあったと思う。本当によくない。
5年前までそういう気持ちで働いてきたのは、いろいろ会社の経験の影響もあるのだけど、偽善ではなく心から自己責任論じゃの自分が出てこなくなったことを実感できて、それが嬉しかったな。
アラフォーで今更だけど、少しだけ大人になれつつあるのかも。

ただ、まあ、そもそもPTAに広報誌発行って必要なのか?
(すみません、わたしは、配布されてもチラ見で捨てちゃってて。他のひともそのようだった)
というのはまだ心から必要!!!とは思えていないので
これからやっていく中で、いらんやんか!となるのか、何か意義を見出せるのか
そのあたりは体験しながら考えてみよう。

とりあえず現時点では、
世間の噂に聞いていたほど悪い雰囲気ではなかった、という感想です。


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