見出し画像

人生の交互浴

(2024/4/18木)
「いずれご依頼したい」と日程だけ抑えられていた仕事が
ついに具体的に動き出した。

昨日動き出しのメールをいただいたときは
正直、こんなのクライアントさんが見てないから書けるのだけど
ああ〜働くの面倒くさいな〜という気持ちが半分、
でも働かないとお金もらえないしなあ〜という気持ちが半分、
つまり「仕事楽しみだな!」はゼロだったといえる。

んだけど、とりあえず電話で今後の段取りを相談し
資料を送ってもらってから
「働くの楽しい楽しい楽しい!!!もっと働かせてえええ!!」
という気持ちになったので、自分でも本当に驚いている。

資料を見るだけで
It's automatic!!
脳みそが回転し始めた感で
パブロフの犬のようだ。

この2年間の大学院生活はずっと、逆パブロフ(?)で
読んでも書いても何もNot automaticだった。
自分で思考に電源を入れてギアをいれてものすごく能動的に向かわないと
脳みそは回転しないし、そもそも考え方もわからなくてぜんぜん進まないみたいな感じ。

それがどうだ、仕事の資料を見るだけで
これはこう考えて、このアイディアにしていって、とすると読むべき本はこれでと、ぼーっとしてても考えが進んでいく。えええなにこれ automatic!

思えばわたしはこの automaticに、飽きていた。
めっっちゃくちゃ飽きていた。
自動的に脳みそが動いていく仕事はかみごたえがない。
自分の中にあるパターンから出られないことにも自分で気づいていたし。

かといって、フリーランスという自分の立場で
まったく未開のかみごたえしかない仕事に挑戦する勇気もないのだ。
フリーランスである以上「プロ」としてお金をもらわなければならない(はず)。
(ごくまれに、昔の会社の先輩などは、「チャレンジしてみたら?」といって挑戦させてくれたりもするけども、ほんまにありがたいはなしやで)
だから、大学に「逃げた」のだよ。

そしてまた、「ここ」=仕事にそのまま戻るのか。
そう思うと、たまらなく仕事がつまらなくて面倒くさいものに思えていた。

automaticとは、いわゆるコンフォートゾーン内で働くことだ。
automaticは悪だ! コンフォートゾーンに留まり続けるなんてつまんない!と無意識にもがいていたのかもしれない。

けれど、いざ戻ってみたら、ぜんぜん悪じゃない。気持ちいい。楽しい。
久しぶりの automaticはめちゃくちゃ楽に思考できて楽しいのだ。
泳げる!泳げるぞ!
仕事が楽しいって思うことは大事だ。

「人生は飽きとの戦い」であり
飽きとどう向き合うかは難問だ…
などとややこしく考えてきたけれど
なんてことはない。
また同じ場所に戻ったって楽しめるんじゃん。知らなかったよ。
人生は焼畑ではなかった。

ぬるま湯と、サウナと、水風呂と交互浴をしていけばよいのだ。

仕事がぬるま湯だっていいじゃないか!

これからの人生は、交互浴を意識していこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?