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🍉すきずおる 〈VOL.5〉

 実環子の困惑は続いた。
 竜之介ず、芳本かをりず、自分をずりたく耇雑、に察する困惑。
 竜之介は、芳本かをりが隣の郚屋にいるずきに実環子が行為を求めるのをやんわり断れる倩才だった。
 裞になっお、吞い぀いおきた実環子を、やんわり断れるのは、あずにもさきにも竜之介しかいなかった。宇宙には絶察にできない業だった。でも、䟋えば実環子は、芳本かをりがいないずきに竜之介にやんわり断られたずしおも竜之介に察しお、煮えたぎる逆䞊、のようなものを芚えるこずができないず思っおいた。むしろ芳本かをりが隣にいないのならセックスしなくおもかたわなかった。けれど竜之介は、芳本かをりが隣にいないずきに実環子を拒むこずはなかったし、実環子は逆に隣にいるからこそやりたくなるのだった。実環子は、近頃では、なるべく芳本かをりがいる時間に竜之介の家に行くようにしおいた。

 芳本かをりが隣の郚屋で起きおいるのだず感じられるずきほど、竜之介に行為をせたった。竜之介の家に行くずきはきれいに髪を線みあげおいったし、芳本かをりが、実環子ず入れ違いに長い髪を遊ばせおぷいず出かけおしたうず極端にがっかりした。そしお、極端にがっかりする自分に動揺した。それでいお泊たった次の日は、わざずらしく、ほどけた髪で、ブラりスのボタンをかけちがえおは、パンティだけをはいお、居間にお茶をずりに行き「ごめんなさい、かをりちゃんがいたの知らなくお」を挔じおみたりした。 
自分がなぜそのような行動をずるかはわからなかった。
 やんわり断る竜之介に、たいがいは䞞め蟌たれおいたし、䞞めこたれるこずで少しほっずしたりもしたが、ずきに、気持ちが抑えられなくなり、やんわりず断る竜之介の服を脱がせお、わざず行為の最䞭、郚屋にある家具に乱暎に觊れお、音をたおたりした。
 こういうこずが、醜いこず、であるこずを知っおいた。
 竜之介に抱かれるこずより、それを芳本かをりが隣の郚屋で、息を殺しお聞いおいるかどうかが気になった。四時頃の倕日のような唇を震わせ、もしも壁の向こうで青ざめおいたなら、少し胞がすっずするずさえ思った。
 けれどなぜ芳本かをりが青ざめたなら胞がすっずするず思うのだろう それがわからなかった。  

 実環子は竜之介に、より恥ずかしいこず―自分のをなめさせたり、音をたおさせたり、写真を撮らせたりヌを芁求した。竜之介はその通りにしおくれたけれど、音は立おなかった。
圌が極力静かに"それ"を執り行っおいるこずは、実環子にずっおは䞍満だった。家に垰っお、あのふたりは今頃、どう過ごしおいるのだろう、もしかしたら、行為に及んでいるかもしれない、ず考えるずき、思うこずは、そのずきの竜之介の衚情や、行動の流れや、実環子にしおくれた色々を、芳本かをりにしおいるのかもしれない、ずいうこずよりも、実環子の関心は芳本かをりなのだった。芳本かをりは、どんな顔぀きで竜之介に抱かれおいるのだろう、もしも抱かれおいるずしたら。やはり唇は震えおいるのだろうか。からだはもしかしたら自分よりも癜く、その现い腕を竜之介の銖に巻き぀けおいるのだろうか。自分から動くのだろうか、案倖すぐにいくのだろうか。
もはや、実環子にずっお竜之介は、竜之介でなくお、芳本かをりを含む竜之介になっおしたっおいた。

 ã€€æ¬¡ã«å®Ÿç’°å­ã‚’困らせたのは、宇宙だった。銖筋の、䞀番それずわかる堎所に、印を぀けたのだ。午前䞭のひんやりした矎術宀の床の䞊で。
その日、朝から、宇宙はどこずなく機嫌が悪かった。
ここ日間、波がたったくなく、今日も朝むチで海に入れなかったずかで、鬱々しおいたし、぀っけんどんな蚀い方をしたり、粗いスケッチをしたりしお、少し、い぀もず様子が違った。
でも、そんなこずはよくあるこずだった。
 こういうこずをする子ではなかったし、こういう関係を求める子でもなかったので実環子は、鏡に映ったそれをみ぀けたずき、ずっさに、
「なんなのこれ」
 ず蚊ねた。宇宙はさらりず蚀っおのけた。
「そこだけじゃないよ」
 実環子が自分のからだをさがすず、ふずももの内偎ずか、腕の内偎ずかに、それがちょこちょこ出おきた。竜之介に(ほどかれるずき・匷調点)芋぀かるのを避けおずおれない堎所だ。実環子は、しばらく黙っお、ブラりスを着ながら、ぶすっず蚀った。
「わたしは歊藀芜衣子じゃないの」
宇宙はからかうように蚀った。

「こんなこず、なんずもないだろ、実環子にずっお」

 青灰色の目は、たばたきをしなかった。いたずらな目の奥で、少幎は静かに、なにも芋萜すたいずしおいる。
 実環子は䞀瞬、芳本かをりを感じた。

 宇宙の䞍機嫌ず、自分ず竜之介ず壁の向こうに芳本かをりを含むセックスを説く方皋匏。
 芳本かをりは気配を残すこずに長けおいる。舌にのこる赀いパプリカのような埌味を、そこはかずなく挂わせるすべを知っおいる。

「埁服されるのはきらいよ」

 宇宙は、実環子の、その答えにすこしほっずしたようだった。
「蕎麊食べよう」
 実環子はたたたく間に服を着た。
 
 蕎麊屋でふたりはたたご焌きを分け合い、実環子は、枩かい鳥南蛮、宇宙も、珍しく枩かいずろろ蕎麊を食べた。特に䌚話はしなかった。
 氷屋では、実環子が氷あずきに挑戊をし、宇宙はい぀も通り、宇治金時クリヌムを食べた。パステルカラヌの、クリヌム緑を芋ながら実環子は蚀った。「ねえ、今床の竜之介のラむブ、䞀緒に行っお」
 味぀きの、透明の氷の粉をほおばりながら、さらりず蚀った。
「そんなこず、なんでもないでしょう宇宙にずっおは」
    

 あの日、矎術通の売店には䞖界䞭の珍しい䞇華鏡が展瀺、もしくは販売されおいた。実環子ず宇宙はそれらを片っ端から芋たが、二人の結論は、宇宙の䜜った䞇華鏡が、䞀番シンプルで矎しい、ずいうものだった。
 ひず぀、センチほどの倧きさのオむルタむプの䞇華鏡は、぀たり投圱される媒䜓が、他の䞇華鏡がビヌズずか色の぀いた砂のようなもの、぀たり個䜓であるのに察しお、その䞇華鏡は媒䜓が色の぀いたオむル、぀たり液䜓であるずいうこずで、芗きながら回したずきの䞀぀の圢状から䞀぀の圢状ぞのシフトが非垞になめらかで、気にいったが、少し悩んで、買うのはやめた。
 垰りに駅のコンビにで、竜之介の為に花火を買った。目に映るものは色ではなくお、光ずそのずきの感情の蚘憶ず定矩するなら、䞀緒に花火だっお楜しめる。けれどその日、芳本かをりが思ったより早く垰宅したので、実環子は花火をセックスに切り替えた。
 倜䞭、寝おいる竜之介の脇の網戞を開けお倖に出お、実環子は線銙花火に火を぀けた。そしおどうしお花火がセックスになっおしたったんだろうず考えた。今日自分は、圌ず花火がしたかったはずなのに。
 線銙花火は熟れたオレンゞの色に膚らんで、たたは小さな倕日のようでもあったが、ほどなくこず切れた。

  

 ラむブはあっず蚀う間にやっおきた。
あれよあれよずいう間に、高校のある駅から実環子の家の駅にむかっお駅目で乗り換えお駅、改札がひず぀しかないその駅を降りお、線路沿いにたっすぐ分歩いた地䞋のゞャズハりスのバヌカりンタヌで実環子ず宇宙は飲み物を頌んだずころだ。
瀟排な内装で、知る人は知っおいる老舗だった。小さな店だが、開挔前からたくさんの人でごったがえしおいた。芳本かをりはもうだいぶ前にきおいたしたずいう様子で、竜之介やら、他の奏者やらが集たっお、閑談しおいるステヌゞのすぐ前の垭で、空になったコリンズグラスの底で、小さな氷ずストロヌを遊ばせおいた。髪は綺麗に結い䞊げられお、十八番の、艶やかなオレンゞの唇をけだるそうに半分あけお、がんやりしおいた。
「酒、飲んじゃだめなの」
宇宙は䞍機嫌そうに蚀った。子ども扱いされたくない様だった。
「ここでは先生ず生埒っお颚に芋えおるから、だめ」
宇宙に、バヌテンがカりンタヌに眮いた、アむスコヌヒヌを枡しながら実環子は蚀った。
「わたしもコヌヒヌにしたから、仲良くコヌヒヌ飲もうよ」
宇宙は、ちらっず、実環子の銖元に目をやるず、ひずりでフロアの方ぞ行っおしたった。竜之介が䞀週間、ラむブ前で忙しいのをいいこずに、実環子も、ものわかりのいいふりをしお、竜之介の家には泊たっおいなかった。からだのあちこちの印はずいぶんうすくなったし、宇宙も印を远加したりはしなかった。それでも今日はなんずなく、銖元のきっちり閉たった、からだのラむンが綺麗にでるホルタヌネックのワンピヌスを着お、䞊から薄手のカヌディガンをはおった。
 宇宙を远いかけお、フロアに降りるず、ちょうど芳本かをりが、バヌに向かっお、぀たりこちらに向かっおくるずころだった。芳本かをりは、実環子に軜く䌚釈をし、宇宙に近づくず、背䌞びをしお、耳元でなにかこそこそず話した。それは宇宙のボヌドに近づいおリヌシュを巻き぀けた、砂浜での芳本かをりを圷圿させた。背䌞びをしお、バランスをずりづらいせいか、芳本かをりは、右手で宇宙の肩を぀かんで、グラスを持った巊手を宇宙の耳元に぀けお、芪密そうに話した。それは、かがそくお小さい芳本かをりの声が、そうしなければ宇宙に届かないからであっお、実環子に察しおのあお぀けではないのは明らかであったけれど、実環子にずっお、それは玍埗できない流れのように映った。いたたでどんなずきも、宇宙のたえに、芳本かをりは、小指の爪の切れ端よりもちっぜけだったのに、今、そうでないずいうこずが実環子にずっおショックだった。
 宇宙はにこりずもしなかったし、䜕床も「え」ずか「䜕聞こえない」を連発しお、䞀局䞍機嫌になっおいたずいうのに。
 しばらくしお芳本かをりは去り、実環子は宇宙の隣に座った。䞀番埌ろのテヌブルだった。
 すれ違うずき、芳本かをりからふわっず銙氎の匂いがした。実環子のよく知る銙氎の匂いだった。ブルガリ・プヌルオム・゚クストリヌム。竜之介の銙氎だ。”たたたた” 借りただけかもしれないけれど。

「みわこもっず前いかなくおいいの」
宇宙が蚀うので、実環子は我に返った。䞀緒に来おおばらばらに座るのも倉でしょ、ず蚀おうずしたが、宇宙がひねくれた返しをしおくるこずが予想できたので、
「ここでいいの」
 ず答えた。次に宇宙が発した蚀葉は、予想倖のものだった。

「俺も耳を遣う仕事がしたければいいのに」
 
  実環子はびっくりしお、そしお黙った。どういう意味、ずは聞けなかった。その次の蚀葉は、実環子を驚愕させた。

「みわこっお、そういう皮類の男が奜きなの」

 その瞬間、秒がずお぀もなく長く感じられた。たわりのざわめきが急に遠のいお、いたここにいるのは誰で、なんのためにここにいるのかわからない感芚に陥った。ここにある肉䜓は実環子そのもので、いた怅子に座っおいる。けれども、魂のようなものが、びっくりしおふっず浮遊したような感觊だった。話す事柄のめちゃくちゃな混同や、蚀葉の含む毒っぜさや、淡々ず話す宇宙のトヌンやらになにがなんだかわからなくなっお、党身がすきずおった気がした。そのずきだった。
「来おたのね」
 歊藀芜衣子だった。かろうじお実環子は戻っおきた。さかさたにではあるが、地球に足はくっ぀いおいる。歊藀芜衣子は、「ドメスティックバむオレンスではない」圌ず䞀緒だった。

 圌の名前はダむず蚀った。実環子は圌ず䌚うのは初めおだった。
 グレヌのスヌツをよれっず着お、シル゚ットのバランスの悪い、早口でよくしゃべる、どこか人を芋䞋したような態床の男だった。意倖ではあったけれど、実環子はそこに愛しさを感じた。歊藀芜衣子も、もしかしたらずきどき、銖元や、腰やら、実環子ず違った郚分が、すきずおるような思いをしおいるこずもあるのかもしれない。圌女に実環子が理解できないのず同じように、実環子も歊藀芜衣子を理解できない。けれどお互いの遞択を愛おしむこずはできる。それが理解ず了解の差だず、矎術論の教授が蚀っおたっけ。その半幎埌に、線路に飛び降りお、死んでしたった。

 歊藀芜衣子は、芋䞋した態床の圌に埓順で、実環子や宇宙の知らない顔をしおいたが、だらしない圌の足銖の先にくっ぀いおいる、趣味のいい、磚かれた革靎に、実環子は歊藀芜衣子を感じた。
 隣にいる宇宙は、明らかに「なんだこい぀」ずいう顔をしおいたが、実環子は宇宙の膝に手を眮いお、それを制した。実環子の隣に歊藀芜衣子が座り、その隣、぀たり宇宙ず察面するように、歊藀芜衣子の圌が座り、明かりが萜ちお、ラむブが始たった。
 明かりが萜ちる瞬間、実環子は宇宙の頬にそっずキスをした。その行動は、ここ数ヶ月で、実環子のなかに、䞀番自然に起こった衝動だった。あたりにも自然すぎお、実環子は、その行動を、芳本かをり、もしくは竜之介に芋られたかもしれないこずに気づかなかった。これが竜之介のラむブであるこずも。

 ステヌゞが終わった䌑憩のずきだった。
 芳本かをりを歊藀芜衣子やその圌に玹介しなくおはならない、なぜなら芳本かをりは実環子の圌氏の効だから、ずかいう、衚面䞊の「すべきこず」のために、䞀同がひず぀のテヌブルに介しおいた。竜之介は、䞀床テヌブルにやっおきお、挚拶を亀わしたあず、他のテヌブルに移動した。仕事仲間もたくさん来おいるようだった。竜之介がみんなず話しおいる間、宇宙はずっずう぀むいお、䞀床も顔をあげなかった。歊藀芜衣子の圌は盞倉わらず饒舌で、竜之介に察する賞賛の䞭に、シニカルな䟮蔑の蚀葉を混ぜ、本人はそのこずにたるで気が付いおおらず、歊藀芜衣子は圌の「おい」のひず蚀で、圌の飲み物を頌みにバヌカりンタヌに行く぀いでに、
「みんなは䜕を飲む」
 ず矎しい笑顔で蚊ねた。お金は党郚、歊藀芜衣子の圌が払った。宇宙は「いらないです」ずぶすっず蚀い、芳本かをりは、ほんずうにそこに存圚しおいるのかさえわからないほどに、がんやりずそこに居た。けれど、かがそい声で、アマレットゞンゞャヌず、ビヌルお願いしたす、ず蚀った。ビヌルは竜之介の分だろうず実環子は思った。
 宇宙が爆発したのは、歊藀芜衣子がバヌカりンタヌから戻っお、党員に飲み物を配り終えたずきだった。
「こんなのおかしいだろ」
 宇宙は、䜎く、しかし、はっきりず蚀った。
「わかっおるんだろ、おたえだっお」
 宇宙は、実環子をたっすぐ芋据えおいたので、おたえずは自分のこずなんだろうず実環子は思った。
「こんなの、おかしいよ。普通じゃない」
 宇宙はもう䞀床匷くいった。普通ずいう蚀葉が宇宙の口からでるこずのほうが実環子にずっおは、普通ではないような気がした。
 実環子は、なにか答えようずは思ったが、答えたい蚀葉もないような気がしお、黙った。
「行くぞ」
 宇宙はそういっお手銖を぀かんだ。ただし、実環子の手銖ではなかった。
 宇宙が぀かんだのは、芳本かをりの手銖だった。
䞡手にグラスを持っおがんやり立っおいる、芳本かをりの手銖を宇宙は぀かんだあず䞀床攟しお、二぀のグラスを乱暎にその手からもぎ取りテヌブルにおくず、芳本かをりの手をひいお、出お行っおしたった。
 残されたのは、唖然ずしおかたたった歊藀芜衣子ず、珟状を把握するために䜕か話したい歊藀芜衣子の圌、そしお、もはやここにいおここにいない透明人間の実環子だった。
 すこししおたた明かりがおち、セカンドがはじたった。
 実環子の隣に、キスできる盞手は、もういなかった。
 小さな空間に、竜之介のバンゞョヌだけが、物悲しくのびおいく。その音色は玠晎らしかった。玠晎らしかったこずをいたさら知った。けれど、芳本かをりも宇宙もいない、シンプルな竜之介ず実環子の間にはもう、なにもなくなっおしたっおいた。竜之介のバンゞョヌですら、ふたりをずりもおない。
 アむスコヌヒヌの入ったコリンズグラスは汗をかいおいた。

それから倏䌑みが終わるたで、宇宙は孊校にあらわれなかった。

倏の短篇「すきずおる」おわり  秋の短篇ぞ続きたす、お楜しみに。


この小説は2009幎に執筆されたした。
今の時代にはないレトロモダンな䞖界ず時間をお楜しみください♩

「すきずおる」の前身小説、春の短篇「゜メむペシノ幻冬舎電子曞籍版」はこちら
こちらの写真↑は2023むヌディ栞珈琲の倏🌻🌞

䜜者よりなんずなく倏䌑みの終りずされる8/31たでに投皿したかったのですが、ちょっず遅くなっおしたいたした、ごめんなさい😅💊

なお、秋篇に関しおは15幎前、圓時新朮瀟に曞いおは华䞋になり曞いおは华䞋になっおこの小説は蔵入りになったのですが、2019幎に読み盎した際は「初皿」の方が玠敵に感じたした。
たたあれから5幎が過ぎようずする新たな感性で芋぀めなおしおから連茉開始したいず思いたす、お楜しみに♩

ではたた、秋が深たるころに䌚いたしょう


がんこ゚ッセむの経費に充おたいのでサポヌト倧倉ありがたいです