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がっこういきたくない!1

娘がコロナ化での入学式後1年経とうとするときそういった。
去年のいまより少し暖かくなったころの話。

それよりいぜんから、なんとなくかんばしくない様子がうかがえた。
「どうせわたしなんて…」
と口にすることもあった。
赤ちゃんの頃からのママ友ラインによると
同じ学年に学童でとんでもない子がいるという。
いろんなてんてん、点がおちていたのには気が付いてはいたが
どの点がむすめにくっついた点なのかは
わからなかった。
なんとなくおかしいのはわかるけど何がおかしいかわからなかった。
2かいくらい、先生に確認したいなあと思ったけれど
いつも気づくと17時を過ぎており、そのままにしていた。
ちなみにその頃の私は、連絡帳とは事務連絡を書くものだと思い込んでいた。
学校の先生も何も書いてこないのでなにもないのだろうかと。

ある朝、娘が泣いた。
「学校いきたくない!」この日は泣いていた。
どちらかというと、いつもは
「早くしなさいよ!」とせかして半べそで出ていかせることもあるのだが
先に泣いている分いつもとちがう。
こりゃ長丁場になるかもなと腹をくくって
職場に、状況を伝えて(以前からちょこちょことは伝えてあったが)
遅刻します、おそらく、と連絡を入れた。

次に学校にも連絡を入れた。
朝の様子がいつもと少し違って、今日は本人の様子を見て対応したいと思う、2時間目の体育には間に合うようにとは思いますが
状況見て欠席になりそうなときは連絡しますと。

子どもは床にひっくり返って泣いていたが
「学校行きたくないの?」
「行きたくない!!」シクシク
「あー、そうなんだー。朝ご飯は?」
「……。」
「そっかー。じゃあ食べたくなったら食べてね。」
と言って準備をして、
テーブルに
「いちご」を置いておいた。
イチゴにつられて寄ってきた。
そしてご飯も食べた。ちょっとびっくり。
9時10分になっていた。
自分でランドセルを背負いだした。

「ど、どうしたの」
「がっこうへいく。」
「え、あ、そう。送っていく?」
ときくと、
え?なんで送るの?みたいな顔をしたので
自転車でついていくことにした。
ささっと、学校にも、
「今から行きます」と電話を入れた。

その後、学校にいきたくないと言われたことはないけれど、
そのあと、ちょっと話の続きがありました。
それはいずれ。

お読みいただきありがとうございました。