⑥4/15 東大和忍法帖~33~

4月15日(日) 対読売ジャイアンツ
先発投手 大瀬良-G野上
Carp WIN!! 5-4 勝利投手 大瀬良

昨日の勝利で1勝1敗のタイとしたカープ。
敵地で3カード振りの勝ち越しといきたいところ。
両先発は「日曜の男」大瀬良と「FA戦士」野上。

初回、頼れる「代役」松山のタイムリーで先制するも、
裏にマギーの犠飛、2回に亀井のホームランで1-2と勝ち越された。

打線は「石川梨華の夫」から打ちあぐねていたが、
5回、韋駄天・菊池が同点となるホームランを
ライトスタンドへ運んだ。

6回表には先頭のブラッドがツーベース、
続く安部がヒットで繋ぎ無死1,3塁のチャンスを作るも、
後続が続けず、同点のまま7回へ突入する。

7回の表。東京ドームに「サンドストーム」が流れると
マウンドへは、巨人へ10年ぶりの復帰となった上原が上がった。
一塁側を中心に歓喜の声が上がる。
それに負けず劣らずレフトスタンドから
「それいけカープ」の大合唱。
ファンの代理戦争が行われた。
先頭代打のメヒア、1番田中が倒れ「名前負け」しているのか
というような雰囲気が流れたが、菊池がぶち破る。
2ボール1ストライクから、高めに浮いたスプリットを
レフトスタンドへ叩き込んだ。二打席連続弾。
メジャーには居なかった小兵に
いとも簡単にスタンドまで運ばれ動揺した上原は
松山、ブラッドにタイムリーを打たれ更に2点を失った。

9回裏抑えの中崎がヒット2本と四球で無死満塁の大ピンチを招き、
2点タイムリーを浴びるなど、綱渡りの投球を披露したが、
全員で守り切り、なんとか逃げ切った。

今季「打撃に苦しむ」という表現をされることが多かった菊池。
本人はその成績には納得していないだろうが
結果ではなくその内容としては十二分にチームに貢献し、
二番打者としては満点に近い働きをしたと感じる。

バント企画数30成功数30
貴重な追加点や先制弾となるホームランや、
反撃の口火を切るような出塁。
あくまでも印象論になってしまうが、
ビハインドの終盤のランナー無しの場面で
よく打っていたイメージがある。
三連覇に貢献した選手は沢山いるが、
菊池ほどチームに代わりのいない
「唯一無二」の存在の選手はいないだろう。
紅の忍者よ、一年でも長く怪我なくプレーし、
「縦横無尽に走れ!涼介!」

<ぷちぶち菊池メモ>
パンチ力あり進塁打ありの打撃、
捕ってよし投げてよしの守備、
一塁へも盗塁でも頭から飛び込む走塁。
どれも好きだが、一番私が好きで且つ欠かせないと思うのは
その人柄。

新井や石原など先輩だけでなく、ポジションが異なる投手陣、
そしてトレードで移籍してきた同じポジションの曽根へも
分け隔てなく接するその人間性は本当に素晴らしいと思う。

仮に本当にメジャーへ移籍することになったとき、
その穴は丸よりも大きいと思うが、
その決断を応援したい。

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