タイトル通り、私は基本少年漫画のヒロインがとても苦手。

なぜなのかがはっきりわからないので、自分なりに整理しようと思ってノートにしてみた。

というのも、最近ジャニーズ問題が浮上してきたせいで芸能界に対するエンタメへの期待が揺らぎっぱなしになってしまったのもあって。

そうなると安全圏は二次元、漫画やアニメへと移ってしまった。
（もちろんジャニーズも変わらず好きな気持ちはある）

とくに呪術廻戦の二期、懐玉・玉折の映像・物語の美しさにはかなり魅入ってしまったし、Dr.STONEにも少し興味を持って見たらまあまあ面白かったので続けて見ていた。
ジャニーズ問題やらふみきゅん脱退で心ぼきぼきになってたので、やっぱり二次元良いわ〜となっていたのだ、が。

呪術廻戦のヒロインについては、毒づく女子って感じでわりと好意的に捉えてたので問題無かった。が。Dr.STONEに関してはヒロインが苦手になってしまって続きが読めなくなってしまったのよ…

なにがあかんかったのか。そして私にとって大丈夫なヒロインとは。ヒロインに限らず、BLでも地雷あるんだけど、それをもうちょっと自分の中で見つめ直してみよう…と。せっかく楽しみだったものが一転してアウトになってしまう悲しさ。
それは多分、私の心の広さの問題であるのだと思うのだけど、その心の広さがどれぐらいかがわからない。
そして嫌悪感の理由が、ジェンダーとかミソジニー的な観点の整理。

ということで一度ノートで整理してみよ。

まずドクストのヒロインが自分にとって何であかんかったのか。彼女はヒロインの中でも比較的人気だと思う。人気投票でも上位にランクインしてた。

嫌悪感が顕著に出てきたのは多分、14巻くらい…？宝島に行って、石化武器を奪取するため？に頭首の結婚相手選抜に潜り込んでいくとこらへん。

そもそも彼女のキャラデザがあまりにも男性が理想としそうなヒロインキャラな気がした。

金髪、大きくて青い目。胸が大きくてお尻が大きい。いわゆるボンキュッボン。

服装もかなりボディコンなので、とても際どく描かれてる。男子たちには唆るんだろうなという見た目。

そんな可愛い見た目とは裏腹に、戦うととても強くて戦闘要員。
言動もおしとやかな姉のルリに反してどこかガサツで男っぽい。

多分、メインヒロインで見た目はとても可愛いし主人公のサポート役になってるんだけど、態度は女の子らしさは薄くて戦えば男以上の強さです、っていうギャップが魅力とされてるんでしょうが、そもそも正直そういう感じ自体が私には凄くジェンダーというか男性的視線に思えて。
しおらしくて助けられるようなヒロインじゃなくて自らも守れるような"強いヒロイン"像。
対して主人公は体力的には弱いけど、頭脳は明晰という。
そうやってあえて対にしてバランス良いようにしてる風なのが、私の嫌悪の一つな気がする…書いてくると少しスッキリしてきたぞ。

ピクシブ百科事典で主人公の千空を引くと、関連キャラクター欄に封神演義の太公望の記載があった。こういうタイプの主人公はめずらしいので、ちょっと嬉しかったのにな…

比べるのも何なんだけど、フジリュー版封神演義の凄いところは、ヒロインの妲己ちゃんが悪女であり敵でもある、というところ。そして太公望と同様、頭が切れる。

個人的に少年漫画のヒロインで受け入れられたのは、この妲己ちゃんくらいかもしれない…（なんという心の狭さ）

妲己ちゃんは見た目はボディコン美少女セクシー担当だしヒロインであり主人公の敵でもあったんだけど、最終的な彼女の目標は、もっと高みあるところだったんだよね。（最近読んでないのでうろ覚えかも、そうだったらすみません）

ただ主人公を献身的にサポートするとかじゃなくて、自らの野望を実現しようとする…そういう強さが魅力的で、彼女にはミソジニーを感じなかった。

まあ単純に主人公とヒロインが恋愛的要素込みでくっつかないってのが良かった、っていうのもあるかもだけど。

で、ドクストはまあ物語的に必要だったのかもしれないけれども、そもそもの結婚相手選抜というストーリー展開自体がうっとなってしまったというか…しかも見た目がかわいい子が選ばれるというルッキズム極まりない条件。

まあそこまで突き抜けてたから、そのために努力していたアマリリスちゃんはとても可愛かった。でも女の子読者にとってはちょっと嫌だったんじゃないかな？美少女選抜って。イバラ普通に気持ち悪かったし。
女の子ウケ的には、女装の銀狼でバランス取ろうとしてたかもしれないけれど、あの辺の話で私は残念ながら読むのリタイアしてしまった。

もはや作品の批判というか愚痴で申し訳ないのだけれど、とても良く練られていて素晴らしい作品だとは思う。特に前半は科学的なこととか単純に凄くて、ほんと面白かった。

ただ子どもにも読ませたいかと言われれば、女の子のキャラデザとか考えると、あまり推奨したくない気になってしまう…

はあ。ほんとエンタメを楽しむのが最近難しい…

もはやタイトル通りではないけれど、ざっと苦手なヒロインを自分のために考え直してみよ。誰がいただろ。（ドラマとかも含む）

・ハガレンのウィンリィ
・中国ドラマ　東宮の九公主（小楓）
・シンウルトラマンのヒロコ
・ジブリアニメ　風立ちぬ　　菜穂子
・リボーンの京子

スパイファミリーのヨルさんもなんであんなムチムチなんやろう…

そもそもワンピもナルトもヒロアカとかおじゃんぷメイン作品って結局長過ぎて読んでないな…（おい

考えてみると、やっぱりひとつ見た目が男の人ウケする女の子ってのが苦手なんだろうな。あと天真爛漫とかサポートに徹しまくりとか、媚びる発言とか、そういうのもうざったく感じる…

中国ドラマ見てると、素敵なヒロインって綺麗は綺麗だし陛下とか主人にサポートもしまくりなんだけど、ただのお尽くしじゃなくて、まず賢い人が多いんだよね。困ってるなら、一緒に考えましょう、的な。思わせぶりだったり媚びたりする態度じゃなく、真っ直ぐに相手を尊敬する。色めいた言葉を連ねない。

まあ逆に色を行使しまくりな女性キャラクターもいて、それはそれでええんよ。女らしくて。

要は、やはり男性の都合のいい理想像が反映されたようなヒロインが苦手ということなのかな…
自己理解ついでに、もうちょいフェミニズムについて勉強しなきゃと思ったわ。

とりあえず数日モヤモヤしていたことをぶつけてみただけのノート。
心狭いなあと改めて自覚〜
そしてジャニーズも無くなった今、私の癒しとなるエンタメを探す旅がまた始まる…なんだこれ