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電気ポットの分解(ヒーターの断線) 象印2014年製 CD-XC22

電気ポットがいきなり壊れた。コンセントを入れてもお湯が沸かない。

ある朝、コーヒーを淹れようとすると、お湯がまだ沸いていないのに気がつく。なぜまだ沸いていない?パネルは湯沸かし中のランプが点滅しているが、10分経っても水のまま。

購入してから8〜9年。電気ポットなんて半永久的に使えるのかとおもっていた。調べてみると、象印の電気ポットはリレーが壊れることが多いらしい。リレーでヒーターをon/offしている。リレーは機械的な接点のスイッチなので、on/off回数に寿命がある。分解してみた。

分解後

象印の電気ポットは、モデルが変わっても設計はあまり変えていないようだ。ネットで調べたのとモデルは違うが同じ構造だ。

でも、リレーはオムロン製だった。タイコエレクトロニクスのリレーが壊れて、同等品のオムロン製に取り替えると復活した、という情報が多かったが、このモデルにはオムロン製のリレーが搭載されていた。

回路の修理が難しいのは、見た目ではどこが壊れているか分からないこと。焼損していたりすれば、見た目で判別できるかもしれないが、そうでなければ、マルチメーターやオシロスコープが必要になる。

同じ型番のオムロン製リレーを購入して取り替えてみた。半田吸い取り線で端子部の半田を吸い取ると取り替えることができた。

左が取り外したリレー、右が新品
リレーを外した後

しかし、復活しなかった。リレーは壊れていなかってようだ。コンセントを入れると、リレーが動作するカチッという音がする。マルチメーターでリレー部の電圧を測定するとリレーは動作していて、ヒーターには100Vの電圧が印加されていた。

最初からマルチメーターでリレー部の電圧を測定しておけばよかったが、分解した後に商用電源に接続するのは少し恐い。交流の安定化電源がほしいところだが、よほどのマニアックでなければ、個人で持っている人は少ないとおもう。

リレーが動作していることから推測すると、ヒーターが壊れていたということだ。ヒーターの両端の抵抗値を測定すると、1MΩ以上で抵抗値を正確に測定できなかった。(ヒータが断線状態)

なお、ヒーター部には端子が3個あった。最初は、なぜ3箇所端子があるのか分からなかったが、ヒーターには沸騰用のヒーターと、保温用のヒーターがあるらしい。

下写真の白色ワイヤーと黒色ワイヤーが沸騰用ヒーターで、リレーでon/offしている。黄色ワイヤーと黒色ワイヤーが保温用ヒーター端子で、トランジスタで制御している、と推測する。

沸騰用ヒーターの両端の抵抗値はオープン状態(断線)だったが、保温用ヒーター間は115Ω程度の抵抗値だった。

ヒータ端子
製品ラベル

ヒーターの交換はできないので、買い替えることにする。
個人的には、ヒーターが断線するのは、品質が良くないと言っていい気がする。
でも8〜9年使えたので、よしとしよう。


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