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エコキュートは故障しやすい

エコキュートも、エアコンも、冷蔵庫も同じ原理を利用している。冷蔵庫の場合は冷却するだけだで、エコキュートは温めるだけで、エアコンは冷却するのと温めるのと切り替えることが可能になっている。

気体や圧縮すると熱が発生し、気体を膨張させると周囲の熱を奪う(冷却する)ことができる現象を利用している。エアコンや冷蔵庫では、冷媒には代替フロンを使い、エコキュートでは二酸化炭素を使っている。冷媒というと冷やすイメージがあるが、温める場合にも冷媒と言っている。

エコキュートでも冷媒に二酸化炭素ではなくて、代替フロンを使っても良さそうだが、どちらの冷媒の方が性能が優れているのか、技術的観点から説明している資料を見つけられなかった。ChatGPTに尋ねてみても、環境的な配慮からというような回答しか得られなかった。二酸化炭素の方がお湯を沸かすような温める場合に適した冷媒なのかもしれないと推測している。

夏にエアコンなしで過ごすのは年々困難になってきている。今年の夏もかなり暑かった。エアコンを使用すると部屋の中は涼しいが、室外機からは熱い空気が排出されている。室外機で排出している熱をエコキュートにプラスして使うことができれば、エネルギーは削減できるが、そのような製品は今のところ存在しない。

エコキュートでは冷媒の二酸化炭素を圧縮して熱を発生させ、お湯を沸かしている。室外機からは涼しく冷えた空気が排出されている。この冷えた空気は、外気温のマイナス10℃くらいとのことなので、この冷えた空気をエアコンや冷蔵庫に利用できれば、エネルギーは削減できるが、やはりそのような製品は存在しない。

エコキュートの原理は、エアコン、冷蔵庫と同じなのに、エココン、冷蔵庫は故障したことがない。エアコンも冷蔵庫も同じくらいの期間使用しているが、エコキュートだけ故障する。なぜエコキュートは故障しやすいのか?私は3回も修理した。合計で10万円は軽く超えている。

製品としての歴史が浅いので、不具合やトラブル履歴の情報が少なく、設計に反映されておらず、製品としての完成度が低いこともあるとおもう。施工する工事技術にも影響されると思う。設置する場所の環境が直射日光が当たるところや、湿気が多く風通しが悪いなども影響してくるだろうし、どのように使われるのかも関係するのだろう。

エコキュートでは、室外機から水が排出される。これは室外機から冷風が出てくる影響で結露が起こり、結露した水を排出していることによるものだが、私のところのエコキュートでは、排水がうまくできなくなり、エコキュートの制御基板が浸水して制御基板を取り替える修理をしたことがある。最近のモデルでは不具合が起こらないように対策されていると修理業者は言っていた。

故障が多いと、エコキュートは本当にエコなのか?と疑問におもえてくる。
10年で買い替えるとなると、買い替え費用を考えるとエコとは言い難い感じがしてくる。



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