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KANさん、夢の話

最近、変な夢をみる。覚えている夢もあれば、そうでない夢もある。昨夜などは2本立てで、1本目はひどい悪夢で、目が覚めて、これはもう眠れない、と思って必死で寝ようとして、意外とあっけなく眠れた。2本目は転職をする夢。経験のある仕事に就くのだが、全然知らない街の、聞いたことのない会社。採用されて、同僚らしき人からオリエンテーションを受けるのだが、あなたが最初聞いていた会社名は通称なので、正式名称は別にある、とかよくわからない話をされて、詳しい話は別の建物で、と言われ、街を歩き、歩道橋近くのビルの2階にある喫茶店のようなところに連れていかれる、というあたりで目が覚めた。1本目はあれだけひどい悪夢だったのに、内容はまったく覚えていない。最近、こういう日が多い。理由は仕事がらみだろうと察しがついているのだが、すぐに解決する話でもないので夢やら中途覚醒という形で表出しているのだろう。

さて、私の夢はこの辺にしておいて、KANさんの夢の話。「KANのロックボンソワ」の録音を少しずつ聴いているのだが、その後あまり進んでいない。自分が夢をみるので、KANさんも番組のフリートークで夢の話をしていたなぁ、とふと思い出した。改めて聞きなおしてみると、2本あった。

1本目は、2022年12月10日の放送。立派なエントランスのあるマンションに行くと、真っ赤な大きな車にミスチルの桜井和寿さんが乗っている。気がついたら、なぜかKANさん自身がその車に乗っていて、なんで?桜井さんにその車を返さないと!と焦って走っていると、どんどん道が狭くなっていって、ついには狭くなりすぎて戻らなければ、と思い、切り返そうとするのだが、どうにも戻れなくて困った、桜井さんの車だからこすったらタイヘンだし…と絶体絶命のところ、そこで目覚まし時計が鳴って目が覚めた、という夢の話。

2本目は2023年1月28日の放送。すごく怖い夢をみた!怖くて目が覚めたくらい、と前置きをして語り始めた。KANさんはこれまで2本の映画に出ているが、また映画に出演することになった。撮影のためにホテルか豪華客船の中らしき場所に行く。そこのガラス張りのレストランで出演者が集まることになっているのだが、ガラスの向こうには祭壇があって葬儀ができるようになっている。KANさんはミュージシャンなので、以前映画に出た時、役者さんたちが慣れていないKANさんに気を遣って話しかけてくれたそうなのだが、この夢の中でもある役者さんが話しかけてきてくれた。KANさんよりも年配に見えるその役者さんは、気を利かせて「KANさんはじめまして。最近はどんなコンサート活動をされているのですか?」と話を切り出し、KANさんもそれに答えて、ひとしきり話が終わったところで、ガラスの向こうの祭壇にお線香をあげに行こう、という話になる。ガラス戸を開け祭壇に行ったところ、その祭壇に掲げられた写真は、さっきまで話していた役者さんのそれだった、えっ、オレがさっきまで話していたのは誰?という夢の話。

1本目はともかく、2本目の夢は死にまつわるもの。しかも、その日はKANさんが病気を発表した3月からひと月ちょっと前・・・おそらく、いろいろな検査をして、病気が明らかになる直前くらいだったと思われる。

冒頭に書いた、私の夢の話は、仕事がどうもしっくりこないという現実に対して、転職するがどうもそれにも不安が多いものだったという夢を見るという、不安な現実に関連したもの。KANさんも、何か病気があるようだがよくわからないという現実に対して、共演する役者さんが実は死んでいた夢をみるという、不安な現実に関連したもの。

そう考えると、夢って不思議なものだなあ、と思う。人間が気持ちの中で、不安に思っていることが夢に表出するのだろうか。

ちなみに、KANさんが夢の中で話した役者さんは、KANさんが「起きてからネットで調べたところ『孤独のグルメ』に出ている人だった」と語っていることから、松重豊さんではないかと思われる。松重さんは、KANさんと同じく福岡市出身で、しかも同い年。私もいま調べて、そんな偶然あるの?と思ってしまった、不思議な話。

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