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「積読パラドックス」by Mochiya

ふだん2~3冊を並行して読む。1冊だけ読んでいると、例えば悲しい物語に息が詰まり過ぎたり、難しい人文書に脳が疲れ過ぎたり、すごくハマったものだとすぐに読み終わりたくなかったり(笑)するからだ。さて、こういう読み方だと、2~3冊をほぼ同じタイミングで読了してしまうことがある。すると何が起こるか……「読む本がなくなってしまう!」という焦燥感に襲われる。そして、読み終わったのと同じ、あるいはそれ以上の数の本を購入。まだ自宅には積読は十分に残っているにも関わらず、だ。こうして読んでも読んでも積読本はなくならない。ここでもまた「早く読まねば」という焦燥感に襲われるが、同時に「読みたい本がまだこんなにもある」という幸福感にも包まれてしまう。私は、積読パラドックスに陥っている。

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本と贈り物を扱う静岡市葵区のヒガクレ荘。私もMochiyaの屋号で一棚本屋をさせてもらっています。
そこで不定期に発行されているヒガクレ回覧板の今回のテーマは「積読」。


店番スタッフをはじめ、各棚主の積読ストーリーはどれも秀逸でした。
そんな中に肩を並べさせてもらった拙文を公開。。。

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