同人モデルを引退しようと思ったきっかけ

一応今月から制作側になりましたが、わたしがモデルをやめようと思ったことはすごく急でした。

別にやめる、と断言しなければ
好きな撮影者さんとだけ、リピートの方とだけ撮影してたらいいとも思います。

わたしは自分の首を絞めるために、やめる、という形を取りました。
去年の4月頃、自身でイベントの企画を始めて
段々満員になるくらいのイベントができるようになりました。
イベントの企画や当日のことを考えて準備することはとても好きです。元々マネージャーをしたりなどの経験もあったので、人のことを裏方として支えることが好きで自分には向いてると思っていたこともあります。

その数ヶ月、元から興味があった編集を勉強したくて今のバイト先にお世話になることになりました。
その時に撮影と編集についての自分の感じることが大きく違うことに気付きました。
わたしは撮影がどんなに大変でもギャラをもらった時以外にあまり達成感を感じたことがありませんでした。
ですが、編集を始めて編集を終わって一つの作品として完成が近付いたり、自分が全ての段取りを行なって作品を完成することへの達成感はとても感じました。
もちろん仕事には真面目に全力で取り組んできたつもりです。ありがたいことにそのように評価されて最後までやり切ったと思っています。

編集が嫌いで販売をすることが遅れることってよくあると思います。わたしももちろん嫌な時の方が多いです!笑
ですが、達成感が好きです。
それに上達や成長の過程もモデルという職業では他人への評価でやっと少し感じられますが、編集は編集の時間が縮まったり、チェックの時にミスが減ったり自分でも実感をすることが出来ました。
なのでやり甲斐と達成感がわたしが編集好きな理由です。

そしてバイトしていくうちに、自分はどんな作品を作りたいんだろう、わたしも一から作ってみたいなという気持ちになりました。
中途半端な気持ちではなかったので、けじめをつけるためにも引退という形にしようと決めました。
なので引退って言わなくてもいいんじゃない?と何人もの方に言われました。特にファンの方に。
自分自身のけじめのためなので、本来なら引退なんて大袈裟なこと言わなくて良かったと思います。

わたしはエロというジャンルを映像だけでなくイベントや、またはもっと別のことで表現したいな、と思った時にわたしの活動は少しは役に立つのではないかなとも思いました!
少しでもこの業界を盛り上げる中の一名になりたいなと思ったこともきっかけです。
演者側として色々なことをし、制作の勉強はまだまだ始めたばかりですが、全ての経験を活かしてこの同人界隈を盛り上げたいと思いました。


この同人活動のうちで撮影以外にも
イベント・即売会の売り子・撮影会(団体・個人)・雑誌の撮影・配信など色々なことに興味があり一通りはやってきたつもりです。
それぞれにそれぞれの魅力があり、自分はこういうことが上手い、逆にこういうことは苦手というハッキリした事が分かって良い経験でした。

それと同時に撮影で色々なプレイも経験しました。
NGはほとんどなかったのですが、そうなるにも経験してみないとわからないのでわたしにとって初めてのマニア系撮影がV&Rさん、砂山監督の作品で良かったと思います。

マニア系には一切の免疫はなく、興味もなかったし拝見したこともなかったです。
今も性癖としてあるわけではありません。
ですが、マニア系のお仕事の現場の方はとにかく優しい方が多いです。
初めてなことをたくさん考慮して頂きました。
昼休憩にカレーを食べて「あ、排便した後にカレー食べるのきついですよね…あまりにも普通すぎて気を使えずすみません」と男優さんに言われて
いや、そんなこと言われたら食えんわ!笑
って思いましたが和みました(笑)
意外と平気かも!と思えましたし楽しく終われました。
多分別の方との撮影が初めてならわたしがシエスタで働くことや、マニア系の撮影をお受けすることはなかったかもしれません。
本当にお二方には感謝しています!

撮影での経験は本当に宝物です。
普通の女性が経験できないたくさんのことが出来ますし、自分が他人と比べて何に長けてるか(特に性の部分)なんて分かることはこの仕事をしてないと絶対知れないので、とても貴重な経験でした。


色々なことを経験してきてNGがどんどん減りました。
なんでそんなNGないの?体張ってるよね。そこまでお金必要?とか思った方もいると思います。
特にわたしとお仕事したことない方は思われても仕方ないと思います…
わたしは純粋に幼い頃から好奇心が旺盛で、人を無闇に否定することも嫌いだったので
全てやってみないとわからないよな!からNGが結果少なかった、という結果論です。

なのでNGを克服するという感覚ではなく、興味が少しでもあるものに対してはやってみたら案外平気なこともあるので、この業界に入ったからには色々とチャレンジしてみる心もあると楽しくお仕事出来るんじゃないかなとは思います。

楽しくやることが全てだとは思いません。
嫌々始めた方もたくさん居ると思います。
あくまで一個人の意見として捉えて頂けたらと思います。

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