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はじめての雛鳥飼育 白文鳥つぶ



思い出すと涙が溢れるほど幸せな時間だったので
どうしても過去の出来事の更新は遅くなります


ふー子とのお別れから2ヶ月、
日常を取り戻す中でふつふつとわく
あの愛らしい鳴き声やあたたかさ、
小さなからだいっぱいの愛に
また触れたいと思う気持ちと共に、
まだ2ヶ月だから、と
自分の気持ちに蓋をする日々を送っていました。

懐いてくれる子じゃなかったら?
ふー子と比べてしまうのではないか。
失う恐怖に私自身が耐えられるのか。


しかしある眠れない夜に、ふと思ったのです。

ふー子はもともと迷い鳥で
懐いているとは言い難かった事。
実家にいる元保護犬の事。
最初は慣れなくて当たり前で
その距離を時間が埋めてくれる事。
私が人生を共にしたいと思うのは
懐いてくれるだけのペットではない事。

朝その子の為に餌を替え
夜その子の為にシートをかける。

1日の中で私が愛を感じられる瞬間が欲しいのだ。

そう気づいた私は
新しい出逢いを探し始めました。

はじめに調べたのは
〝里親〟になる事でした。

しかし、なかなかご縁に恵まれず
ショップでの雛の購入をすることにしました。

そしてある日
「きっとこの子だ」と思う子を見つけ
その日の夕方に電車に飛び乗りました。


ショップにたどり着き、この子と会った時
私の心は決まっていました。
浮かれた勢いで迎えた訳ではなく、
この子しかいない。とそう思ったのです。


2023年の3月1日

つぶちゃんは家族になりました。


名前の由来は想像通り、
小柄な子だったからです。

つぶちゃんは天真爛漫で元気いっぱい
不思議ちゃんでいつも私を笑わせてくれました。


初めてのさし餌は私が不慣れなせいで
なかなか思うようにいきませんでしたが
回数をこなしていくうちに
つぶとの呼吸も合ってきたことで
上手くいくようになりました。

羽を一生懸命羽ばたかせ飛ぶものの
少しも飛ばないうちに落ちていくつぶちゃん。
それでも好奇心は旺盛で
色々なところへ飛んでは落ちて、
目が離せないやんちゃさんでした。

雛換羽が終わる頃には
特技:飛ぶ事 なのか?!というくらい
上手に飛ぶようになりましたが
羽はバタバタ、餌はガツガツ
とにかく元気な女の子に成長しました。


つぶのおかげでふー子で出来た傷は癒やされ
「ふーちゃんはさ、」と話にも出せるようになり

明るく過ごす事が出来るようになったのです。
つぶは私の生きる希望でした。


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