配当情報 2022.02.07
投資国/地域:シンガポール
業種:システム開発(AI開発)
配当利回り:35.0%(年)
配当性向:60%
配当回数:年1回(2月上旬)
投資額:約1000万円
投資期間:2020年1月より
上場/非上場:非上場
優位性:
シンガポール政府は2019年に人工知能(AI)に関する国家戦略を発表。
貨物輸送、病気予防、教育、通関手続き、住民サービスなど5分野を重点分野に指定し、2030年までに実用化の範囲を広げていく。
5分野はすべてシンガポールの国家としての競争力や国民の生活に直結する分野で、包括的な中長期計画の策定によって、AIの先進都市としての地位の維持を狙う。
投資先企業は、画像解析をコア技術とし、ロジスティクスとヘルスケアの領域で官民両方に導入実績を持つ。
シンガポールはすでに世界有数のAI都市であること、そして大企業からベンチャーまでAI研究・開発までのエコシステムと人材が揃っていることから、政策の後押しが事業化・収益化に有利に働くと見て、投資を決定。
業績(前年同期比):売上20.0倍、営業利益35.1倍、税前利益約43.5倍
財務:自己資本比率80%で安全水準。ベンチャーキャピタルからの資金調達はなし。
経営:
CEOは40代のシンガポール人。グローバル情報通信企業を経て現職。出会いは別に投資しているRPA企業の役員と一緒に食事したことがきっかけ。
コメント:
海外移住後、AIやブロックチェーン技術を見ていたときに投資した案件
2021年はロジスティクス会社からの大型受注が決まり、売上も利益も飛躍的に伸ばすことができた。
社会に必要とされる技術は、コロナ感染の拡大に左右されることなく花咲くこと、そして、伸るか反るかギャンブル要素が大きい分野だけに、すでに実績を出している経営者からの紹介というだけで失敗リスクを大きく減らせることを体感できた。
ビジネスそのものの成長と、大企業やベンチャーキャピタルからの資金調達の二段構えで、さらに企業価値が高まることを期待している。
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