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おみやげをあげる人でありたい

少し前にこんな記事を読んだ。

「本当の友達が欲しい…」17歳の女子高生に鴻上尚史が助言した「おみやげ」関係とは?

本当の友達がいないと悩む女子高生に、鴻上さんは「人間関係は『おみやげ』を渡し合う関係が理想」と持論を述べる。ここで言う「おみやげ」とは、相手にとってプラスになるもので、プレゼントに限らず、相手の求める情報や言葉、好みの本やDVDを貸すというようなことも含まれる。
そしてこの「おみやげ」の本質について「相手にとって何が『おみやげ』になるかを考えることは、つまり、相手を理解しようとすることです。」とも。

実際には相手を「理解」することなどできないわけで、よかれと思って選んだものが的外れだったりありがた迷惑になることもあるはずだ。相手のことをわかったつもりになるという罠もあるわけで、その罠は危険だし、この考えに賛同できないという意見もあるだろう。

でもわたしが人間関係において心がけているのはまさにこれだ。もちろん完璧にできているとは言えず、むしろうまくできずにもやもやすることも多いんだけど。
お菓子のおすそ分けとか、張りつめてしんどそうな人が少しホッとできるような空気をつくったり、率直な意見を求めている人に物申したり、「あの人が興味を持ちそうなものかも・あの人の役に立つかも」という情報を提供したり、などなど……。
会わないときも、誰かの喜びそうなものを探している。おみやげは大げさなものや押しつけがましくはしたくなくて、ほんのりいい気分になってもらえたらいいなと思うんだけど、押しつける形になってしまうこともある。ここは反省点。
逆にわたしがおみやげをいただくことも多い。有形の場合もあるし、最近はちょっとしたメッセージが嬉しい。SNSやメッセンジャーアプリの恩恵だ。
忙しい中でふとわたしのことを思い出してくださるだけでも嬉しいんだけど、メッセージという目に見える形で受け取ることができるのがいい。
数ヶ月前までフランスにいたがそのときも海を越えてたくさんの人とやり取りできたし、今は就職活動中(つまり無職)なわけだがその状態を心配したり応援してくださるメッセージをいろんな方からいただく。だからいい仕事が見つかりそうな気がしている。

実はフランスにいたときにはうまくおみやげを渡せていない感じがして、周りの方に迷惑をかける一方でお返しができない状態をしんどいと感じることが多かった。日本で何度も焼いてみんなにお裾分けしていたお菓子もうまく焼けず、何度か焼いただけでやめてしまった。滞在自体は充実していて、行ってよかったと心から思っているのだが、そこだけが心残り。
今はホームである日本に帰ってきて可動域が広がったので、また少しずついろんな人におみやげを渡していきたいな。

#おみやげ #人間関係 #プレゼント #お菓子 #友だち #人生相談

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