見出し画像

転職した

新卒で入社してから4年間勤めた会社を退職し、この春から新しい職場で働き始めた。
記録のための覚書。あとは決意表明的なアレコレ。

* * *

前職はIT系の企業で、事務・アシスタント系の業務を担当していた。
メイン業務の他にもエンジニアチームのサポートとか部署外の業務も経験させてもらい、今となってはいい社会人生活が送れたかなと思っている。

最初に転職を意識したのは2022年、同部署の同期が一人退職した頃。
私のいた部署はかなり自社の商材に特化した業務を行うところだったので、今後ずっとその仕事をしていくことに不安と疑問が出てきていた時期だった。
あとは自分の仕事がちゃんと評価されているかが分からないことに対する不満みたいなものもあった。

そこから情報を集めたりエージェントに登録したりと転職活動を始めたわけだが、
働きながら会社説明会に参加し、エージェントと面談し、書類を準備し、面接を受ける、というのは自分が想像していたよりもなかなかハードで
1ヶ月ほど経過したところで見事に体調を崩し、連日謎の腹痛と微熱で地獄を見た。

まぁこのままもう少し今の環境で頑張ってみるかと思い直し、1回目の転職活動は幕を閉じた。
体調はすぐには戻らず、しばらく整腸剤と痛み止めが手放せなかった。

* * *

そこからおよそ2年間、多少の浮き沈みはあれど変わらず働いていたのだが、学生時代にインターンでお世話になった方からお誘いを受け、選考にエントリーし、あれよあれよという間に転職が決まったのが2024年2月中旬。

正直なところ、直近のライフスタイルの変化や今後の人生を考えたときに、いずれは(数年内には)転職するだろうとは思っていたのだが
ここまで前倒しで動くことになるとは思っていなかった。

ただ、今この段階で全くの未経験業界に飛び込める機会なんてそう多くはないし、遅かれ早かれ動くことにはなるのだからという気持ちもあり、チャレンジしてみたい思いもかなり強かった。

* * *

今回の転職で所謂 先生・教員 と呼ばれる立場に立つことになった。

自分自身、中学〜高校にかけて体調・心理面の問題で登校が難しかった経験がある。
欠席こそしないものの、遅刻・早退・保健室登校……となっていた時期が少しある感じ。

理由は多々あるが、中学生の頃は主に部活の人間関係、高校生の頃はハードになった勉強に対するプレッシャー、「自分ってそんなに頭良くないんじゃん」という挫折、だったと思う。

当時は家族、学校の先生、友達、病院と、たくさんの方のサポートのおかげで回復できたものの、心のどこかでは「みんなと同じようになれなかった」「“普通”に過ごせなかった」とコンプレックスのように感じていた。

学生時代にインターンとして働き、そこの教育に触れたことで、
「自分の思う普通は普通じゃない」
「もし“普通”でなくとも負い目に感じる必要は全くない」
「教育っていろんな選択肢があるんだな」
と、過去の自分も一緒に救われていたのだと思う。

今回の転職に際し、当時感じていた喜び・やりがいを思い出し、新卒の就職では全く異なる業界へ進んだものの、また一緒に教育を作っていく仲間になりたいと思った。

* * *

中学生の、とても辛かった時期を超えた頃、担任の先生に一度「先生みたいな先生になりたいかも。」と話したことがある。
優しく笑って「あなたはやめておいた方がいいよ〜」と言われた。
共感しすぎてしまうから。
生徒に何かあったとき、一緒に悲しくなりすぎてしまうから。

実際のところ当時言われたことは当たっているなぁと思うし、今後教員として働く中で、悩みや苦悩は尽きないだろうとも思う。

それでも、今の私がいるのはその担任の先生のおかげであり、やっぱり自分が救われたのと同じように、自分もそうなりたいと思う。


この記事が参加している募集

入社エントリ

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?