無能なバカ

根本的にバカだから、いつも周りの背中しか見えなかった

焦り、自分を責めて、周りの世界を簡単に憎むことが出来た。

愛の欠如は、孤独の欲求を深める。

他者がいることによる愛の反射に耐えられず、孤独に安心する

一人で成し遂げなければ認めてもらえない
一人で楽しみや愛を見つけなければ受け入れてもらえない
一人で証明しなければ、存在価値がない

その脅迫が日に日に濃くなると私の影も濃くなり、個体としての存在感を際立たせる。

孤独を求めれば愛の収入は減り、愛の自足時給を強いられる。

何度求めても応答がない夢や光に何度か失望して、自己嫌悪のアーカイブが今日も増える。

涙を舐めて、日記につけた炎を眺める時間だけが、唯一、時間や、他者や、孤独の境界線を溶かしてくれる。

炎は良い。

一度たりとも同じ姿を繰り返さず、物質を美しく溶かしてゆく。

誕生よりも崩壊の方が何倍も美しく、その音は人の心を惹きつけては締め付ける。

炎は大きければ大きいほど良い。

微粒子と絶えず反応を繰り返し、溶けては新しい炎が生まれ、消えていく。

こんなに美しいものになれたらいいのに、

無能な、バカだから

おやすみなさい

日々…健気に頑張っております…