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三体、容疑者Xの献身、まだら牛

花粉症がつらいのもあって、ずっと家にいる。Netflixで『三体』を観始めてエピソード4まで観たところで、原作を『三体II』の途中で止めていたことを思い出し、このまま最後まで観るか、最後まで読むか悩んでいるところ。読みたい本が列を作って私を待っているので悩ましい。このままだとNetflixも途中で止まってしまいそうだ。

ミステリは昔から好きだけど、そういえば読んでなかった『容疑者Xの献身』。読書系YouTube「ほんタメ」の天才vs天才 頭脳戦ミステリ3選の回で紹介されていて、急に読みたくなって夫に借りた。ちなみに紹介されていた他の2冊はどちらもすごく好きな本だった。天才と天才の戦いって興奮しますね。

最初から最後まで一息だった。読み終わってすぐに、なんでもっと早く読むように言ってくれなかったのかと夫にクレームのLINEを入れた(何回も勧めたやん!と言われた)。本当に完璧なミステリー小説だった。めちゃくちゃ面白かった。

帰宅した夫が福山雅治のモノマネをするので、折角だから実写の方も見ておくか、と映画版も観たら、これもすごく良かった。
数学教師の石神役が堤真一だと知った時は「そんな男前が演って大丈夫なのか」と訝しんだけど、何の違和感もなく石神だったし、堤真一の迫真の演技に原作では出なかった涙が出た。ダンカンの「誠実で一途な男」の演技もとても良くて、プレゼントを助手席に乗せて運転するシーンは胸が熱くなった。役者さん達の演技力によって、キャラクターの感情や背景にさらに奥行きが生まれていた。原作に比べて容疑者Xの「献身」に焦点が当たっているように見えた。途中で突然雪山に登り始めた時は何事かと思ったが、すごく良い映画だった。

人が本を読んだり本の話をしたり本を買ったりしている様子を見るのが好きなので、読書系のYouTubeや、知らない人が本を読んでいるだけのVlogをよく見ている。最近だと「出版区」というYouTubeチャンネルで、ゲストに1万円を渡して書店の買い物に着いて行くというお馴染み企画にTRPGクリエイターのまだら牛さんが出ていた回が面白かった。書店の周り方とか書店でのお金の使い方とかって、その人の歴史も現在も仕事も私生活も価値観も、色んなものが垣間見えてすごく面白い。こういうのばかり見て、また読みたい本を増やしている。

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