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英語学習のこと

もともと体力に自信がなく、朝が弱くて万年貧血気味のところ、2ヶ月自宅勤務を続けた結果立派なもやしっ子になってしまった。もう子どもではないから、もやしおばさんか。

緊急事態宣言が解除され、今月から毎日出勤しなければならなくなった。2ヶ月かけて育てられたもやしおばさんも毎朝青い顔して何とか通っているけど、晩御飯を食べる頃にはグッタリしていて、眠くて眠くて、まあそういうわけで更新が止まっていた。

自粛期間に始まった友人たちとのオンライン読書会は、先日4回目を迎えた。今回のテーマは「英語学習本」。いつものメンバーのうち3人が英語を使う仕事をしていたり英語学習を続けていたりで、昔お世話になった本や自分の英語学習バイブル、つまらなかった参考書やちょっと変わった英語学習本などを紹介し合った。

英語学習本の世界は広い。大学入試用の参考書や問題集からTOEIC・TOEFLなど試験別のもの、ビジネス英語、学術英語、スラングもの、海外ドラマのスクリプト本。玉石混交、当たり外れも大きいので、自然と自分がこれまでお世話になった、成功体験が得られた本の著者や出版社を頼りに選ぶことが多くなる。私は「基礎英語長文問題精講」の中原道善先生と、NHKおとなの基礎英語にも出ておられた「速読速聴シリーズ」の松本茂先生を勝手に師と仰いでいて、友人は「英文解体新書」の北村一真先生を仰いでいた。

参考書に関してはあまり次々と手を出さない方だと思うけど、それでも長年細々と続けている中で、これはやってみて良かった、英語力が培われたと感じる本がいくつかあるのでここにまとめておこうと思う。ちなみに私の英語レベルは日常会話〜ビジネスで時々使うレベル、TOEICは900に乗ったくらいです。

・英文法

数年前にこれを買って、私はもうこれでいいな〜理想の本に出会っちゃったもんな〜と思った。きっと有名な文法書で私が知らなかっただけなんだけど、一般的な本やニュースなどを読むには十分な文法が網羅されていて、丁寧かつ簡潔に解説されているので、とても頼りにしている。これが本棚にあるだけで英語の先生が見守っていてくれるような気持ちになれる。

・英単語

単語帳はサクサク覚えられるのが一番大事で、サクサク行かないと単語を覚えるのが嫌になってしまう。これは、左ページの左半分が英単語、右半分がその意味、右ページにその単語を使った例文が書いてある。私にはこのレイアウトが一番覚えやすくて、左ページを縦半分に折って英単語だけが(後ろから見たら意味だけが)見えるようにした、厚みが倍になった本を、全部覚えたページから折り目を伸ばしていって、だんだん元の厚みにしていくという使い方をしていた(冒頭画像)。1冊覚えた頃には当然ボロボロになっていて、ちょうど改版されたので買い直した。今は別の単語教材を使っていて、それも気に入ってはいるけど、歳のせいもあるのかあまりサクサク覚えられない。できればこれと同じレイアウトにして欲しいな〜と勝手なことを思っている。

TOEIC用の単語はこれさえあれば十分ではと思う。やればやるほど報われる。友人も言っていたけど、所々に書いてある「TOEICあるある」が面白い。英語学習本も、時々こういう著者のつぶやきみたいなものがあるとちょっと癒されたりする。生産者さんの顔が見える本。

・読解/英語構文

私の恩師(会ったことはない)、中原先生の有名すぎる本。英文理解に超重要な構文や言い回しが詰まっていると思う。高校の英語の先生がこの本を丸暗記させる人で、真面目な生徒ではなかったから部分的にしか覚えていなかったけど、今でも時々思い出すフレーズや構文がある。嫌がらずに真面目に暗記すれば良かった。

他にもリスニングやニュース英語など、いくつかお世話になった(なっている)本があるので、いつかまたの機会があればここに残しておきたいと思う。それから頑張って読んだ洋書のこともいつか書きたい。

英語学習本や英語学習について友人と色々話したことで、また真面目に英語勉強するか〜という気持ちになった。海外ドラマとかでよく見る、輪になって各々の体験談を語るやつ、あれはカウンセリングの一環だけど、学習者のモチベーションマネジメントにも有効じゃないかな。大人の勉強は孤独だから、時々こうして友人とお酒でも飲みながら楽しく共有したい。

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