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奥会津をゆく〜只見線ひとり旅①

奥穂高、奥出雲、奥多摩、奥耶馬溪…人はなぜ、奥へ奥へと行きたがるのか。
その答えを求めて私は奥会津へ向かったのでした。

1日目

鶴ヶ城

前日は七日町のホテルに泊まり、会津観光する予定でしたがあいにくの雨。

遅ればせながら最近八重の桜を見て会津魂に感銘を受けたんで、籠城戦の時系列とか深く知れて結構良かった。学がないのでお城とかあんまりちゃんと見ないんだけど、大河の知識が入ってるとじっくり楽しめるから良いですね。

飯盛山にも行くつもりが、あまりの足元の悪さに心折れ、七日町へ戻ることにしました。

のんびりランチでも食べるか〜と入ったお店はGoogleの情報が古かったのか、どら焼きとかき氷しか置いてなく、そのどら焼きも向かいの和菓子屋に店主が自ら買いに行くというシステムになっており私は心の中でズッコケました。こんなことある?
でもこのクリームどら焼きが甘さ控えめでメッチャ美味しくて、コーヒーと絶妙なハーモニーを奏でていたのでした。

あと静かすぎて全く気づかなかったんだが、めちゃんこかわいい看板犬がカウンターに鎮座しててしばし戯れ。寝起きだったのかちょい不機嫌で「犬ってこんな迷惑そうな顔するんだ」ってぐらい塩対応だったのが良かった。

七日町 13:08 → 14:05 会津柳津

七日町はレトロな建物が多く残っており、駅もなかなかハイカラで良い感じ。列車内は学生と旅行客で結構混み合ってました。お昼の便はこれだけしかないので仕方ないのかな。

田んぼ広がるのんびりとした景色から、次第に山深く景色を変えていく只見線。ディーゼルも唸る!

会津柳津着。ホームが人で溢れかえってた。観光客?

駅を降りて坂道を下ると「粟まんじゅう」というのぼりを立てた和菓子屋さんが見えてきましたので思わず立ち寄り。これが何とも美味でして…次の日また買ってしまうくらいハマってしまった!

これは鳴子温泉の栗団子以来の大ヒット。
おはぎのような餅のような?とにかくフワフワで美味しいんですよ。賞味期限が短いからお土産で持って帰れないのが残念。

会津柳津は川沿いに街が広がっており、ドエライ地層の上に立つお寺など、大変雰囲気の良いところでした。

神スーパー かねか

どら焼きと粟まんじゅうしか食べておらず、30分かけて歩いて行った蕎麦屋は営業終了、まともな飯を食いっぱぐれてしまうというローカル旅に有りがちな過ちを犯してしまい腹ペコの赤べこに。

しかしかねかという神スーパーで大量食料調達の上、お部屋で居酒屋パーティー開催。
いやさぁ、惣菜充実してるわ、値段もお手頃だわ、マジで素晴らしいの一言!

特におにぎりが美味い。すじこなんか異常なくらい具が入ってて、この価格高騰の時代に150円なの意味不明すぎる。どうなってるの?コンビニなら300円くらい取ってもおかしくないよ。

車屋のように見えて地酒っていう謎看板もよき。エブリィって書いてる風を装ってKIRINっていう。
スズキの居抜きって訳ではなさそうだけど???
気になりすぎるスーパーかねか。

つづく

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