昨晩から寝たり起きたりして
まだ眠ろうとしたら、寝れる時間だったが、
起きてシャワー浴びて、朝ごはんを食べ
皿洗い、少し、読みかけの本の続きを読もうと

ページを開いたら、文庫本自体に付いている
栞代わりの紐が挟んでる所よりも少し
先に進んだページに、紙の栞が挟まっていて。

思わず、小さくあぁと声が漏れた。

その後いつもよりもすこし、いや、かなり
早めに家を出た。駅に向かう道中に耳に差した

片耳のみのイヤホンで何か音楽を聴こうと
何かピンとくるものが無くて
これでもない、あれでもないと

変な例えだが、カフェなどに入り座った椅子が
座り心地の悪くて、ずっと座ったままに
お尻の位置を体をくねくねと動かしつつ
模索してるみたいな気分で、結果として

頻度高く聞かないが、たまにしっくりくる
クラシックかジャズかなとなり、
最終的に、ジャズドラマーのアートブレイキー
に収まった。電車に乗って立っていると

前に座った出勤途中の二人組の女性が
楽しそうに話をしていて
なにを話してるかは分からなかったが
唯一気になったのは、「ストリーキング出来るよね」と言う言葉、ストリーキングとは
全裸やそれに近い格好で街中を走り回る人の事を指す言葉だと、認識してるが、まさかの
その言葉が出てくるとは、ビックリした。

右から入ってくる音は、アートブレイキーの
リズミカルで力強い、ドラム音。
イヤホンが無い、左耳から聞こえる音は
謎のストリーキング発言。

お尻のポケットに入れていた、読もうとしていた、文庫本の存在は影を潜めていた。