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曽野綾子『「受ける」より「与える」方が幸いである』

聖書のパウロがキリストの言葉を書いたとされる(使徒20:35)

『受けるより与える方が幸いである』

***

曽野綾子は

「良い人生というものは、簡単なものだ。

『生かし、与え、幸福にする』

それだけを守ればいいのである。

・・・

ただ単純なことは、むしろなかなか簡単にはできないことが多い。

・・・

「与え」るものは物質だと思っている人も多いだろう。

そうではない。

知恵、体験、忍耐力、健康、自由、納得、献身する姿勢、

悲しみを通り抜ける術、不幸を受諾する勇気まで、

物以上に力を発揮するものはたくさんある。

私たちはそれらの存在の大きさをまだ知っていないように思う。」

***

「与える」ということは、ものだけではなく

自分自身の生き方を示していくことでも与えることができる。

懸命に生きていること示すことで

その結果

多く人に「与えている」ということとなる。

笑顔で親切に対応するということだけでも

幸せを広げていることになる。

さらには

その知らない誰かの笑顔が見えるだけでも

その知らない誰かの笑顔を見かけるだけでも

私たちは幸せを感じることができる。


辛いことがあった時に

自分が乗り越えていくことを見せることで

人にも同じような経験の際にも

乗り超えることができるという保証を与えることになる。

そう考えると

自分自身の人生を精一杯生きているということで

そのこと自体が

「与える」ということとなる。


ビリー・アイリッシュの歌を聴くことで救われるということは

まさに

苦しい状況の中でも

解決できる考え方があるということに

気づかされ

励まされるから

救われるという感覚を持つようになる。


ほんの小さなことで

私たちは

「与える」

ことができる。

そしてほんの小さなことの中から

幸せにつながるものを

「受ける」「受け取る」

ことができる。


幸せは日常のそこかしこにたくさんある。





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