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曽野綾子  決める

本当は、
教育、結婚、毎日の生活、老後、病気、死と葬式、
などというものは、
強烈に
その人の好みに従っていいものなのである。

他人がそうするから、
とか、
そうしないから、
ということが、
すなわち
自己からの逃走なのである。

『夜明けの新聞の匂い』

周囲から飛び出る
決意や行動をするには
ある程度の反動を
覚悟しなければならない。

けれども
自分自身の人生なのだから
自分で決めなければならないのだ。

とやかく言う人が
自分の人生の責任はとれないことを
まずは理解する。

そうなると
どうしたいのか
自分で十分に考えて決めることが必要となる。

どうなろうと
自分で自分の責任を持つ。
その覚悟ができるかどうかが
自己からの逃走を防ぐことになる。

自分で考え
自分で決めて行動し
自分で自分の責任を持つという
覚悟を持つ。

それが自分を生きるということ。


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