耽美な世界|写真家・現代美術 moco photo

「陰と陽」の同居|この曖昧の中に存在するものたち| 記憶を呼び醒ます場所|人工物と自然…

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「陰と陽」の同居|この曖昧の中に存在するものたち| 記憶を呼び醒ます場所|人工物と自然物の融合|自然の生命力は偉大である。 アングラ|サブカル

最近の記事

歌舞伎町・王城ビル「ナラッキー」の世界へ

Chim↑Pom from Smappa!Groupが拡張する「奈落」 ふと飛び込んできた情報に、ピンときて、それと同時にたまたま東京に来る予定のモデルのなりさんに声かけしたところ、即OK。 入場料を払い合法的な場所で、撮影を。 1964年に竣工し、名曲喫茶やキャバレー、カラオケ店、居酒屋へと業態が変化し、2020年3月まで続いてきた王城ビル。 期間限定で、廃墟っぽくなっていて 室内は様々な世界観が演出されていました。 実は、カラオケもできて、お昼間は特に誰も歌う人

    • 変わりゆくもの、変わらないもの

      お久しぶりの投稿になります。 この頃、自分自身にいろんな変化が訪れていて、撮りたいものや、好きなもの、思考も次第にだんだん変わってきています。 テーマでもある「美女と廃墟」に拘る必要もなく、だけどやっぱり、誰も見向きもしない閉ざされた空間や、誰も立ち寄らなさそうな土地に、ゾクゾクするし、自然の中で調和していたい。想いの向くまま、その場の即興で作り上げる作品が一番好き。 モデルのなりさんとは、不思議なご縁で知り合ったけど、なんだろう・・・ 会うたびに、インスピレーションや

      • 摩耶観光ホテル

        20年前に流行った廃墟 今、またムーブメントが起こってる。 廃墟の女王とも言われている 「摩耶観光ホテル」 この度、廃墟としては異例である 国の有形文化財に認定されました。 少し前に、オンラインで シンポジウムに参加しました。 わたしの中でゆっくりと 数年前に計画していたものが いよいよカチッと始動 見事に、感情が揺さぶられた。 最近、私に映るものはどれも似ている景色で… そんな時に、この熟成された景観を魅せつけられたら ピクッとなる。 人工物と

        • 「美女と廃墟」プロローグ

          なぜこのタイトルなのか、3年ほど前に、急に降ってきました。 廃墟と聞いて、皆さんはどんなイメージだろう。 日本だと、大抵の人は、怖い印象をもっているイメージですが、海外では少し見解が違うようです。 わたしが興味を持ちはじめたのはいつだろう。 振り返ると、幼い頃、九州の田舎で育ち、家の近くに防空壕や廃墟のようなものが、当たり前に存在していました。 もっとも私の実家自体、廃屋のようでしたから・・・ どこか懐かしさもあり、立ち寄るだけで、なんとも言えない感情が沸き起こる。それ