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フォースって結局なんなのさ

スターウォーズ観てきた。ネタバレじゃないつもりだけど、ちぇ、知りたくなかったと思いそうならば、ご注意を。
おおまかなストーリーは、たぶんジョージ・ルーカスさんが考えた通りだろうけど、ところどころにディズニーっぽさというか、マーベル風味というか、あれ?こういう感じだっけ?という部分があった。別にそれが悪いわけじゃなくて、単なる好みやイメージの問題。
勝手に思ってた。スーパーマン的、超人的じゃなくて、スカイウォーカーはあくまでちょっとだけ特殊な人間なんだって。だからこそダークサイドへの葛藤にすごく共感してたけど、ビヨンビヨンと飛び跳ね、運動神経がいい人以上のダイナミックな動きを見たりすると、もしかして、もとから死なないぐらいの生命体だった?と思ってしまうことが多々あり、そのたびに物語を引いて観てしまう自分を引き戻す必要があった。
とはいえ、もうその場面を観ているだけで、生理的にも泣いてしまうぐらい、という瞬間が色々あって、よかった…とぼんやり噛みしめつつ、階段を降りて映画館を後にした。
で、結局フォースについて改めて何だったんだろう、と考えた。諸刃のやいばで、使いこなすのが大変。明るい世界に通じる力、守護してくれるもの、叡智とか理性とか、色々なものなんだろうけれど、ふとそれは、祝福とか祝祭みたいなものじゃないかな、と思う。
朝起きて、木から綺麗な鳥が羽ばたいて行くのを見たとき。海に太陽がかかり、視界が燃えるような赤に染まったとき。満月に照らされて、白い花も街の光も、ただ素敵に見えて、静けさを感じたとき。祝福されている、と思うんだけど、そういう世界に愛されて守られている力みたいなものなんじゃないかなー、と思ったりしたのだった。

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