おやすみメトロポリック
ゆうと申します。「おやすみ」っていい響き。
かぴたろうさんの「おやすみメトロポリック」という曲が好きなので、ちょっとだけ書き残しておこうかなと思います。
つかれたときに、枕元で流せばゆっくりとまぶたがおりてゆく、かもしれない。
そんな一曲。
http://nico.ms/sm28880767
「今日が昨日の夢みたくなれ
なんて思ったんだ。」
イラストは葵山わさびさん。
ヘッダー画像は動画のスクリーンショットを使用しております。
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うるさいって 街中で目を塞いだ
人混みにただ 埋もれてくのが怖かった
いつも
知らないって 無関心に耳を閉じた
見て見ぬフリが 上手になっていくばっかだ
前奏なしで、歌い出しと一緒にピアノの音が鳴り始めて。
めまぐるしくて、その中にいるだけで疲れてしまって、ふっと見上げても、うつりかわる空じゃなくて変わらない天井で。
別に不幸せではないけれど、なんとなくちょっとつかれてる。泣き言なんて言ってる暇もないけれど、みたいな。
あるよなあ。どんなに元気そうに過ごしている人にもそんな瞬間があるはず。そんな行き場がなくて渦巻き続けるしかないような、特別でもない感情を、素直に歌っているなあと思います。
「今日が昨日の夢みたくなれ なんて思ったんだ。」
君の言葉が まだ痣みたくなって
ここに痣みたくなって 残ってんだ
なんとなくちょっと元気がでないけれど、思い描く理想はまだ手の中に握ったまんまで、これもやっぱり捨てきれなくて、願ったってどうしようもないんだけれど、やっぱり願ってみてしまう。
頭を離れない言葉を「痣みたい」と例えるチョイスも好きです。ああ、確かに。しばらく消えないもんなあ。
そして、ここでコーラス部分が入ってくるのですが、それがまたやさしくて、おだやかで、とてもいいなあと思います。
憂鬱とか、気がかりとか、心にかかるもやが覆い尽くしてしまう前に。
見切り発車で書き始めたので今回はこれで。
よかったら一度聴いてみてください。
別に聴いたらもやがなくなるなんてわけではないけれど、もやを薄めるゆるやかな風にはなれるのかもなあ、なんて。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。