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FILM REDとかいう映画にはツバを吐け

原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎  監督:谷口悟朗 脚本:黒岩勉 真っ赤な背景の中で叫ぶ謎の少女 「歌声、赤髪。」 余計な情報を一切排除した簡潔かつ完璧な四文字 この映画のピークはおそらくココだろう。 予告映像がYouTubeにアップされる度に下がりゆく期待とワクワク。 実はシャンクスには娘(ウタ)がいて、あの時フーシャ村でルフィと会ってたという唐突すぎる事実。 連載が始まった25年前では決して生まれないであろうウタのビジュアル。 なぜか物凄く違和感のあるルフィの「シ

    • 続:エース編からの違和感 ~ルフィと母性について~

      えー、前に「1060話で微解放されるエース救出編からの違和感 ~ルフィの母性希求~」とかいう謎記事を挙げたんですけども、まーびみょい! あれ間違ってるよ、うん。 自分で見ても「う~ん、なんかごちゃごちゃしてて分かりにくいな」という印象。 エース編におけるルフィの仲間に対する不義理な行動と、ワノ国編後でのルフィのビビ救出発言の一貫性の無さを混同してるからすごい分かりにくい。 ネックとなってしまっているルフィの発言が同じだからややこしい。 書き直すのは面倒だし、そもそもまだよく

      • 花束ではなく、一本の花を

        僕はこの映画が大嫌いです。 当時これを見終わった時とてもイライラさせられた記憶がある。 というかクソムカついた。 ただ、世間の評価はそうではなく、むしろ大絶賛。 「リアルすぎて辛い!けど泣ける!」だとか「私もこんな恋愛してた!懐かしい!」、「マジエモい!」みたいなコメントが大量にあった。 恋愛映画って、「良いなー、私もこういう恋がしたいなー」って思いながら見る「ファンタジー的見方」と、「あーこういう恋愛昔したなー」って思いながら見る「あるある的見方」の大きく二つの見方ができ

        • 優しい、優しい、優しい、

          これはエヴァのアニメ、旧劇(旧劇場版)まで見た男のざっくりとした感想なんですが、まず俺(2000年らへんに生まれた者)とエヴァの関係から語った方が価値があるというか、語らなかったら価値ない。 興味ないなら読み飛ばしてください。 1.エヴァとの出会い <ざっくり年表> 1995年 エヴァンゲリオン アニメ版1~26話放送 1997年(旧)劇場版「Air/まごころを、君に」(25話26話) 2000年 おれ、誕生 2007年 新劇場版 「序」  2009年 新劇場版 「破」

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          宴で終わるな、ドレスローザ

          僕、女性キャラで”レベッカが一番好き”と言っても過言ではないくらい好きなんですけど、それ故にドレスローザ編でちょっと納得できない所があるんですよね。 それは、”宴”で終わったことです。 ドレスローザ編は子分盃を含む宴で終わっちゃったんです。 「いやいや、ワンピースって毎回”宴”で終わってるじゃん!」とおっしゃる方…はい、半分正解で半分間違いです。確かにワンピースは物語の終わりに宴してますよ?でも、厳密に言えば宴で終わってないんですよ。 僕の好きなナミ編で言うと、宴はす

          宴で終わるな、ドレスローザ

          アイスクリーム・メルティン・メロウ

          尾田栄一郎ってピチカート・ファイブが好きなんですよ、きっと。 僕の愛してやまない映画「ストロングワールド」 冒頭10分で、ブルックの「部分痩せ」というセリフと共に流れ出すOP これがピチカート・ファイブの「ウィークエンド」って曲を小西康陽がワンピース用にアレンジしてるやつなんですよ。 (これ聞くために何回DVD見たことか…。) ストロングワールドが出るまで「ワンピースの映画って面白くないよね~」っていうのがみんなの評価で、これを払拭するために生まれたのが、尾田栄一郎監修の

          アイスクリーム・メルティン・メロウ

          最終結論 : ワンピースは8~11巻だけで良い

          ワンピースって僕が生まれる前から存在していて、幼い頃、ある大人に「ドラゴンボールとワンピース読んどけば人生何とかなる」と言われて育てられ、それを信じて今も生きてきてるので、ワンピースを読んでない人間が存在することが信じられなかった時期があります。 だから「え!?ワンピース読んだことねぇーの!?うっわ、それ絶対人生損してるわ!」と言ってくる典型的なワンピースハラスメント通称”ワンハラ”をしてくる”ワンハラリスト”または”ワンハラー”と揶揄される悲しきモンスターでした。 モン

          最終結論 : ワンピースは8~11巻だけで良い

          1060話で微解放されるエース救出編からの違和感 ~ルフィの母性欲求~

          僕は”エース救出編”が嫌いです。 面白くないとかじゃなくて、”読みたくない”。 考えるに、たぶんルフィが”母性”を求めてるからなんじゃないかと。 ルフィって”母性”という概念から最もかけ離れた存在であるべき、というかそう意識されているし、僕たち読者もそういうルフィを希求してると思うんすよね。 78巻のSBSで「『冒険』の対義語は『母』である」と言っている通り、ワンピースで「母」は、ほぼ描かれません。大体すでに死んでます。 ただ、ここでの「母」とは、実の母親や母親っぽ

          1060話で微解放されるエース救出編からの違和感 ~ルフィの母性欲求~

          ナミ編における実存主義と相互扶助

          哲学者マルティン・ブーバーはこう言いました、「この世界は「我( I )とそれ( It )」という関係と「我( I )と汝( you )」という2つの関係で成り立っているんじゃね?」と。 「我とそれ」の関係は、対話的でない関係であり、他者を単なる対象や手段として扱う関係を指し、これは日常的な取引や目的のために他者を利用する傾向があり、非人格的な関係であって、そこには愛の絆は存在しません。効率的な利益上の関係はあっても、「それ」に対する「我」は愛の喜びも苦しみも感じることはない

          ナミ編における実存主義と相互扶助

          「ネット弁慶乙w」に対するワンピース的アンサーの仕方

          「お前B専だよなw」 この言葉を皆さん一度は言われたことあるのではないでしょうか。 そして、こう返したと思います。 「は?俺B専じゃねえし」と。 ごく自然な会話だと思いますし、僕自身も何回も言いました。 ただ、昔からそう返す度にこう言いたい自分がいました、 「いや、俺は“A専”だ!!」と。 これに対して「いやいやw B専ってBUSAIKU専門(ブサイク好き)を略してB専ってなってるだけで、AもCも存在しねぇよw」と突っ込まれる方々いらっしゃると思いますが、はい、それが正常

          「ネット弁慶乙w」に対するワンピース的アンサーの仕方