世界は何でできている?


戦中後の精神科医の随筆を読んだ。

人懐っこさというか、人情味があり、むかしを感じさせる人物だ。

いまやったらウザイだの、煙たがられたり、精神科医自身が発達障害?とか、言われるだろう。

だけど、そういう人間は、そのような事の言える世界に生きていて、自分の中で完結している。

小さな価値観だが、カミソリのような振る舞いが、彼や彼女の武器としてきた、のだろう。

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戦中後の生活だから、今と比べれば、直接的な荒さがある。

そこから、医師は理論を発達させているから、現代から見たら通用するか?とあえば、する。

ある意味、変わらない部分で戦っているから、変わらない部分からのアプローチが、得意に見えた。

大病院でなく、診療所勤務で、どちらかといえば、儲からない地区で働いている。

いまの価値観なら信じられないだろう。

若手の医師ですら、ビジネスを優先に考え、資金が出来たら株や間違いないものに、手を出して行こうとする時代だ。

当たり前とは恐ろしい。

在野の…しかも、愚直にやる姿は、不器用にしか見えない。

しかし、そうしなければ届かない存在もあるのだ。

治りやすいセレブを相手にしているならそれでいい。

経済系心理職(または医師)には、感覚的には、理解できず、分からないモノが書かれてある。

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