アウトプットが少ない❷


若い子は経験がないからいけないという。

それが、アウトプットが出ないという話があるが、そうとも限らない。

苦境により、同世代が体験できたであろうことが、自分はできなかったり、知らなかったりするからだ。

格差、格差と騒がれているが、驚いたのは、そのむかし、中流と呼ばれた世代が当たり前に体験したことが、現代では高級化していることだ。

スポーツ各種、外食、旅行、イベント、買い物など、時代は消費社会が良くないと言われながら流れた先は、モノを容易に買える者と、買えない者が、現れた世界である。

これは、時代的なものというか次世代に影響するだろう。

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しかし、動画が好きな人(若い子)はホ〇エ〇ンをよく観るらしい。

時代の寵児というか、世の中を適切にスイスイと渡れる姿が、見るものには憧れがあるのかもしれない。

その昔、吉本隆明氏がいたころや瀬戸内さんが生きていた頃も、彼の自由さを肯定する雰囲気はあった。

まぁ、戦後世代が現代を想像できただろうか?とも思う。
いや、上手くいかないのは自己責任と彼らもまた、言うだろうか?

ある意味、戦後はものの原理というか、初歩からの仕組みが分かっていた。

戦後ゆえ、世の中が整っておらず、商いにしても、どこに何を持っていけば、金になるとか、なにが金になるというのが原始的に分かっていた。

それに、現代の仕事と違い、給料が天引きや、仕事の仕方も複雑な人間関係も少なかった部分もある。

この、原始的な稼ぎ…生活、基礎もまた、経験であろう。

それが分かってないと、いや、分かっていても、現行の世の中の仕組みが当たり前で、よりかかることになる。

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