【詩】咲くのを待つのが永遠ならいいのに

貴方に近づきたい
声をかけて
話をしたいと思うのに
キミが教えてくれた
痛みのせいで
何もできない
キミがくれた
淋しさを
抱きしめて
美味しくなくなった
煙草をふかして
季節が去るのを眺めてる
桜は
咲いたらば
すぐに風に
散り果ててしまうから
それを眼にするのが
嫌だから
咲くのを待っている
この時が止まればいいと思う
踏み出せないわたしを
あの人分かってくれないかななんて
あの人からとびこんできてくれないかななんて
風を聞いている
あの人もため息をつくのかななんて
この空を見上げているのかななんて


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