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80の壁をどう乗り切るか、私の経験・今こそ老人パワーを全開にしたい

 私のストレッチはすでにメソッドを報告しましたのでここでは省略します。
ダイエットのためのストレッチではなく(結果としてダイエット効果もあるかもしれませんが)あくまでも80歳の壁を乗り越えて元気な毎日を送るためのストレッチです。自分が80の壁を乗り越えたので変な自信になっています。老人特有の「思い込み」の一種ですね。現実はそれほど甘くはないでしょう!

 2022年の日本の総人口(総務省調査)は1億2,322万人、その内80歳以上は1,195万人(全体の9.6%)で、内訳は女が761万人、男が434万人。2025年から戦後のベビーブーマーが本格的に加わってきますから、80歳以上の人口はもっと増えるでしょうし、出生数がすごい勢いで減っていますから80歳以上の割合はさらに大きくなると思われます。それにしても80歳を越した人は全人口の10%に満たない数であることは事実です。
(正しい数値の把握ではありませんが、90%の人は80歳を迎える前に死んでいる、とうがった見方もできます)

 健康で、元気に80歳を通過することは決して簡単ではありません。
「老人が元気で、楽しい老後を過ごせる国」は誰にとっても暮らしやすい良い国だと言えますが、日本の場合は「老人は邪魔な存在で、生産性が悪く、医療費を食い込んでいる」という意見を述べる人がいて、寂しい国になっています。長く社会に貢献をしてきた人たちが軽んじられるだけでなく、うとましい存在に見られ、粗末に扱われるのは国民の民度が高くない証拠だし、文化や国家的なレベルが低い証拠だとも言えます。
 日本はこの30年の間に経済大国から「経済小国」に、「1億総中流」から「貧困者の多い国」に、「先進国」から「後進国」へと変貌を遂げました。今や外国から遊びに来てくれる人たち(中国・台湾・韓国・香港・東南アジア・アメリカなど)が落としてくれるお金を頼りにする国になっています。
 世界のどこへ行っても日本人の旅行者がいて、「世界中どこでも出くわすのは中華料理店と日本人」と言われた時代は遠い昔のことに思えます。平成以後に生まれた人は日本が輝いていた時代を知らないわけで、貧しい日本の姿しか見ていないですね。

 昭和に生まれ、昭和を生き抜き、社会の発展を支えて80歳に到達した人たちは最後の力を振り絞って「老人パワー」を示す時だと思っています。ある種、「命は惜しくないぞ」「もう、怖いものはないぞ」という凄みをきかせられる年齢かと思います。それには自分自身が元気でいる必要があります。
 病院のベッドで寝たきりになっていたとしても、生きていることは素晴らしいことです。しかし、色々なチューブにがんじがらめにされてしまえば、身動きがしにくいのも事実です。    
 病に伏せ、生命のために頑張っている人たちの分まで、元気な老人は踏ん張らなければならないです。
「全日本元気老人同盟」を結成したい気分です。
例えば、国家公務員(国会議員・裁判官を含む)の最高齢・定年を70歳とする。こういう法律の制定が、「老人同盟」からの提唱なら多くの国民に違和感を持たれないのでは・・・?なんて思いますね。あらゆる組織に「定年制度」はあるし、歴史的にも社会通念としても確立されているものです。国会議員や閣僚、特別公務員に定年制度がないのは不条理だと思っています。これらの身分の人に人種、性別、年齢、宗教による差別をしてはならないというなら、全ての組織・団体がそうあるべきでしょう。

〈表紙の写真はスペイン・マラガのバスセンターです〉
〈下の写真はバスセンターの正面入り口です。鉄道駅もすぐ近くにあります〉

マラガのバスセンター・チケット売り場です




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