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祖母の姪が亡くなった

こんばんは。おまんじゅうです。

先週末に祖母の姪、すなわち父親のいとこが亡くなった。

進行性のがんだった。

とても快活な女性でとにかく祖母と仲が良かった。

私とはそこまで親しい間柄ではなかったが、おしゃべり好きの優しいおばちゃんという印象だった。

その女性が亡くなったと聞いて真っ先に祖母が心配になった。

今までしょっちゅう祖母宅に遊びに来ていたのだが、病気だと診断された昨年末から全く家に来なくなった。

はじめのうちは祖母も何で最近来ないのか?と父親に聞いていたらしいが、そのうち何かを察したのか、存在を忘れたのか話題に出すこともなくなった。

祖母は90歳を超えており、ここ数年は病院以外に外出することもほとんどなくなってしまった。
でも頭はしっかりしていて、食事作りや洗濯など身の回りのことは自分でできるし、お盆に帰省した時も以前と変わらずよく喋っていた。

先週末に亡くなってしまったのでさすがに黙っているわけにはいかず、祖母に事実を伝え、お葬式に行くかどうか聞くと、行けないわ~とだけ返事をしたらしい。

その女性本人の意思で、病気のことを伝えないでほしいと言われていた父親は最後の最後まで祖母にそのことを伝えなかった。

その女性からしたら、祖母もかなり高齢だしショックを与えたくなかったのだろう。

しかし祖母の気持ちを考えるとすごく苦しい。

姉妹のように仲の良かった姪っ子にお別れもできずにもう二度と会えないなんて。

私は幸いなことに身近な人を亡くした経験がほとんどないが、これからそう遠くはない未来に経験するであろう別れに耐えられるのだろうかと時々想像する。

おばあちゃん、大丈夫かなあ。



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