見出し画像

上手な 「並」の先生は子ども達に求める力の優先順位がちょっと違う

先日ある メールマガジン 読んでたらこんな記事に出会いました。
とっても勉強になったので引用させていただきたいと思います。

 以下引用です
「もっとお客さまに寄り添うと、もっとラクに成果が上がるのに……」 私も営業デビューの頃は、「目標を達成させねば」という焦りと、「お客さまに尽くしたい」という思いが統合できず、ストレスを感じていたことがありました。しかし、お客さまから気付かされました。 モノを売ったはずのお客さまから「ありがとう」と言われるのです。分かったことは、 「営業とは、モノを売ることが目的ではなく、お客さまの“不”を解消する仕事」だということ。いわば、売上の総量は「感謝」の総量でもあると確信したのです。これが、分かれば営業はとても面白い仕事に変わります。

先生の学校メールマガジン
株式会社スマイルバトン 先生の学校編集部さんの記事より

これ読んだ時に実に分かりやすいなあ という風に思いました。
教師の仕事も求めれば求めるほどきりがなくなって
だんだん 何を求めてたのかがわからなくなっていきます。
でも実はすごくシンプルで学びの主体者の子どもが不足しているものを
獲得する場を提供すればいいだけなんですね。
ただ難しいのは、大人でないから自分から子どもは自分で何が必要で
何をすべきかはやや不透明な中くるので、その辺の折り合いをつけるのも
求められますが・・・
その辺、上手な「並」の先生はたくさんの経験の中から
何が優先で、どこまでやればいいのかというのを
すごくよく考えておられると思います。
早く仕事を終わらせて自分の生活に戻るためにも
この辺もとても大事 今日はそんな話をしたいと思います。

 子供たちが上手になることが目的ではなく上手になろうとする気持ちがあるかどうかが大事

 よくこんな論争が SNS で繰り広げられます。
宿題は必要か不要か この問題の出所は
「目的が家庭学習の充実は 学習習慣をつけること というところで
 宿題は効果的であろうかというところです。」
個人的には宿題はすでに社会の文化として成立していて
大人も子どもも宿題について良くも悪くも大体イメージがあります。
全員とは言いませんが、これだけ大多数の人がするもんだ
ということが認識されているのなら、
そのリソースを使うのはありだと思うのですが
(ただし内容の厳選化は必要)
上手な「並」の先生は もう一歩進んで考えておられるようです。

上手な「並」の先生方は、家庭学習は子どもが上手に勉強することを
狙うのではなく家庭を中心に学校外で自分が興味を持ったことを
調べるような時間を確保する場だと捉えておられるようです。
だから 上手な「並」の先生は宿題をやってきた
やって来なかったかを学校ではあまり確認しません。
それよりもやってきた子に内容が濃くなったとか
字が丁寧だったとか、「こんなものもあるよ」という感じで
子どもの関心のありそうなプリントを渡されたりだとか
自学という名前で自由に勉強するような 習慣をつけたりだとか
今まで子どもの力が及んでなかったところに指導を入れられます。
そしてもちろん子どもが興味を持つようなものを考え
個々の子どもに合わせて声掛けをして、
全体に強制する指導はされません。
実際に聞いたわけではないのですが、子ども達が自分で
勉強するという習慣をつけようとされているように感じます。
もちろん自分だけ突出したら、職人集団としては
やりにくくなるのでバランスは考えておられるし
全くやってこない子に対して手立てを打たないわけではなく
復習をすることが自分の力を上げることだという風に
宿題をすること自体にも価値を子どもたちに伝えようとされている
場面もあります。

上手な「並」の先生は、先生は子どもたちがやってみたいと思うような
気持ちに気づかせることで、今までなかった無の部分を
学校で与えられるようにしておられるようです。

本当はもう少し書きたいことがあったのですが
長くなってしまったので続きはまたの機会にしようと思います。
考え方の部分でも上手な並の先生には学ぶことが多そうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?