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上手な「並」の先生はこの時期いくつかのパターンを作るようにしている。2

授業をパターン化させている

上手な波の先生 話を前回したのですがいっぱいになっちゃったので
今回は続きを書こうと思います。
前回の記事も読んでいただけるとさらに学びが深まるかと
思いますのでよかったらこちらも用意ください。

子ども単独でやる時間とみんなでやる時間とを分ける

授業のメリハリ はどのようにつけておられますか?
私が見た中では上手な「並」の先生のクラスでは
個人でやる部分と みんなでやる部分とを明確に分けて
おられるように思います。
具体的には5分などで区切って
「今は自分の意見をまとめる時、 この後相談するから
 最初は自分だけでやってごらん。」 というように進められます。
そして 相談の時間になった時は 取りかかれない子に声をかけるなど
先生が意識して子どもたちに過ごし方を教えておられるように思います。

これを成立させるコツとしては
最初から10分、15分という長い時間を
子どもたちにまかしてしまうとこれがなかなか成立しないので
最初は5分ぐらいで相談できるようなことをやるのがいいと思います。
また一人で考える時間も、5分より長くなると
今度は子どもたちの処理能力の差が出てきてしまい
早くできた子とを遅くできた子とができ、
結局 教室が騒がしくなります。
その辺をまずは 徹底するところから上手な先生は 始められます。
 
2,3分の発表の仕方を指導する

授業等が成立しない一つの理由は、周りの話を聞けない人や
周りの人の様子を見ることができない人が多いことが
一因としてあげられます。
(これは子どもだけではなく、教師もいます0)。

発表の仕方って指導されることありますか?
 私が知ってる限り 上手な「並」の先生は発表の仕方を最初に
ずいぶん丁寧に教えられます なぜかと言うと
この辺りのコミュニケーション能力が最近の子は
随分と幅が狭いような実態があるのと、
もう1つは学習を深めていった時に話し合い活動が必然的に
時間配分が増えると思うのですが
ここがうまくいってないと考えが共有化できずに深まらないから
徹底しておく必要があるのです。

具体的には 発表の始めと発表の終わりの挨拶の仕方
「最初に」 「次に」 「最後に」のように 順番をいう言い方そ。
そして発表が終わった後に「質問はありませんか?」 というように
さらに広めていくような言い方です。
不思議なことにこれを学ぶと、聞く時もある程度先が想像できるせいか
落ち着きが生まれ始めます。
こういう意味でも発表の仕方を教えるのは大事です。

次の日の授業ですることを予告して終わる 

非常に簡単なことですが 授業の終わりはどのように終わられていますか?
よくあるのは振り返りをして評価をして終わりっていう形ですが
上手な「並」の先生は 軌道に乗るまでは
それに加えて、次回の学習内容や使う教科書のページなどを
子どもたちに紹介します。
そしてもう一言「できれば 読んでおいで。」と言い渡します。

上手な「並」の先生の意図は2つあります。
見通しを持って臨むことである程度
子供たちの負担を減らしたいということ。
もう一つは 次の授業で子ども達が事前に読んでいて
ある程度 理解をしていれば先生の説明の時間が少しで済むので
子どもたちの活動時間を増やすことが可能という判断です。
これがある程度 慣れてくると子どもたちに任しても
このパターンになると思うのですが、
しばらく 慣れるまでは 次の やることや
やるべきことを伝えてうまく授業に入れるようにするのが
大事だと思います。

もう気づきかもしれませんが 成功体験をたくさん積むと
結果的に子どもたちはやる気を出したり
継続して続けたりします。
この辺りにも上手な「並」の先生は考えが及んでおり
我々は学ぶことがたくさんあるようです。




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