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結婚しようとしている人へ

もし今、結婚を考えていたら
自分が、本当に好きだと思う人と
結婚してください。


もし、心の中に忘れられない人がいるとしたら、それは心の中に、大切にしまっておいてください。

それができない可能性があるならば、結婚したとしても、ご自身もお相手も、心から幸せになることはできないと感じています。


結婚すると、たまに会うこととは違い、共に生活することが、日常。トイレ掃除、排水溝のゴミ取り、洗濯機のフィルター掃除。お金の管理。保険のこと、親のこと。などなど。
遊びに出かけたり、旅行で数日一緒に過ごすこととは、訳が違います。いつもステキなことばかりではありません。


愛情は、とても枯れやすい。自分が大切にされていないと感じたら、花は枯れます。心が寂しいと感じ始めます。
どうか、毎日たっぷりの水を注いでください。きっと生き生きと、凛とした、美しい花が咲きます。咲き続けることができます。


ケンカをすることだってある。でも、感情的になって、相手の嫌なところ、存在を否定すること。これは、絶対に言ってはいけない。後に冷静になって謝っても、一度言われたコトバは、忘れることができません。傷付けるのは、一瞬。けれど、傷が癒えるには、たくさんの時間がかかります。それでも、癒えないこともあります。


子どもが生まれると、関係性が変わります。今まで旦那さんしか見ていなかった妻に、新しく守るべき、愛おしい存在が、自分の中から現れます。どんなに旦那さんが頑張ってくれても、母乳は女性にしか与えられません。身体も予想以上にしんどくて、旦那さんのことを考える余裕をなくします。でもそれは、旦那さんを嫌いになったわけではありません。目の前の、小さな命を守ることに、必死になります。それが母性。旦那さんは、寂しさを感じるかもしれません。でも、そんな大変な時にこそ、寄り添ってくれたこと。後々の関係性において、それがあったかなかったかで、大きく方向性が変わります。


いずれ、子どもは成長して、だんだんと手がかからなくなります。そうすると、少し心の余裕が生まれます。愛情の水を注ぎ続けてくれた、寄り添ってくれた旦那さんには、感謝とより深い愛情を抱きます。けれど、妻任せだったり、癒しを外に求めたり、手を差し伸べてくれなかったと、不満や悲しい気持ちが溜まっていたとしたら、イライラしたり、注いでほしい愛情を、他の男性に求めたりします。いくつになっても、大切にされたい。女性の願いだと思います。


結婚してみないと、わからないことがある。やっぱり違ったかな…と感じることがある。それは、仕方ない。
一緒にいるのが苦痛になってしまったら、別れを選んでもいい。必ず最期まで連れ添わなければ、なんて決まりはない。毎日苦痛を伴っていたら、いずれ心は壊れてしまう。だから、別れるという選択肢を選ぶことは、悪ではない。自分の人生は、自分で決めていい。


いろんな出来事も、本当に好きな人となら、乗り越えられる。だんだんと、共に過ごした日や乗り越えたことが重なると、絆のようなものが芽生えてくる。だんだんと、それに気付くようになる。そう感じると、「与えられたい」から、「与えたい」に変わる。いろいろな思考や変化も、受け入れることができる。そんなふうになってくると、この人を「愛している」と感じるようになる。ただただ、好きだった時とは違う感情に、たどり着く。

それでも、先のことはわからない。明日が幸せかもしれないし、歪みが生じるかもしれない。互いに隠していることや、言いづらいことがあるかもしれない。それも分からない。
隠し事や秘めた想いを、抱えていてもいいと思う。心の中は、自分だけの自由。それを、全て語る必要はない。それでも、目の前の幸せを守りたいと思ったら、1日1日。目の前の人や生活を、大切にしていけばいい。言いたいことは、タイミングを見ながら伝えてみる。言わなければ伝わらないこと、気づいてもらえないことが、意外と多い。


結婚してよかったと思うこともあれば、しなかったほうがよかったのでは…と思うこともある。でも、全て“たられば”の話。結局どちらだったかなんて、現在進行形では、分からない。


だから、結婚をするときは、本当に好きな人。この人となら「生活」していける。ずっと大切にしたい。大切にされたいと願う人と、するのがいいと思っている。


結婚をして、10年以上の時を重ねて
今感じていること。







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