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僕のCNN English Expressの使い方(STEP3上級編)

リスニングの底力を鍛える

留学はおろか英語圏に行ったことさえない。

そんな僕ですが、TOEICのリスニングは何度も満点を取っています。

そして、英検1級のリスニングは試験対策をせず、ほぼEEだけで勝負しました。

聞くところによれば、TOEICのように「先読み」の技術が英検1級リスニングにもあるそうですが、使っていないというより、僕はやり方さえ知りません。

一方、TOEICのPart3およびPart4は「先読み」ができるようになることで、大幅な得点力アップが見込めます。僕もTOEICでは「先読み」はやはり使います。

ところがです。

3月19日の午前のTOEICでの出来事です。

Part1の3題目くらいの問題で、選択肢が全て流れたはずなのに、答えが選べないのです。

後になってネットで知ったのですが、男性が砂浜でタオルを持っていた写真だったようです。僕はタオルと背景の砂浜が同化して見え、気がつきませんでした。

その後、Part2こそ善戦するも、Part3の1題目で解いたことのない変わったシチュエーションの問題に混乱し、その後はリズムが崩れてガタガタ。

どうにか挽回しようと試みるも、stonemasonという見たことのない単語のせいで更に焦る、、、

当然、「先読み」などできるはずもなく、Part3とPart4のほとんどの問題で「聴こえたものを選ぶ」ような戦い方になってしまいました。

今回はリスニングで満点を逃したと確信しました。

しかし、結果は思いもよらぬ出来だったのです。

なんと、98問正解していました。

つまり、英語を聴く底力みたいなものが知らないうちに自分の中に形成されていたのだと思います。

言うまでもなく、10年以上毎日続けてきたCNN English Expressのおかげです。


下準備

大学生の頃から、何があっても毎日取り組んでいるEEですが、僕は主に以下のような使い方をしています。

  • iPadのkindleアプリにダウンロードし、スクショしたものをGoodNote5に共有

  • Apple Pencilを使い、ペンとノート感覚で学習

  • 音声はリストレを利用


そして、状況によって取り組むSTEPを以下のように選んでいます。

  • 仕事があり電車移動の道中で取り組むときはSTEP1初級編のディクテーション

  • 仕事が繁忙期となる月末はSTEP2の中級編

  • 休みで自宅にいる日はSTEP2のNewsmakers TodayとSTEP3の上級編

今回の投稿では、上級編の使い方を紹介します。


具体的な勉強法

まず受け入れなければいけない事実は、「上級編はとても難しい」ということです。

英検1級・TOEIC満点を取った今も、上級編は大苦戦します。

具体的には以下の通り取り組みます。

1回で取り組むのは1つの音声データ分

CNNスペシャル・インタビューにせよ、アンダーソン・クーパー360にせよ、分割して取り組むということ。どちらも一気にやらない。
(例えば5月号のアンダーソン・クーパー360であれば、66・67・68の3分割)

まずは1.0倍速で、全体の要旨がだいたいわかるまで5回程度聴く

初級編や中級編は曖昧なところがなくなるまで丁寧に聴き取りを行なうが、上級編は全体像が掴めればよしとします。初級編や中級編が精読の練習なら、上級編は大意把握の練習のイメージ

次にスクリプトを確認し、全文にSVOCを振る

上級編は長いので、読解の練習にもなる。曖昧な箇所が無くなるまできちんと精読する。聴くときは大意がわかればよかったが、この段階で細部まで理解する

それと同時に、聞き取れなかったところの確認

上級編はリスニング力だけでなく、単語や構文を知っているかなども問われる。知識の欠如で聞き取りができなかったのなら、しっかりそれらを覚える。音声面で聞き取りができなかったのなら、その原因を分析する。(音の連結など)

0.7倍速にし、スクリプトを見ながらシャドーイングを5回行う

テキトーに読まないように注意。文構造をしっかりと考えながら読む。

最後に1.0倍速、1.2倍速、1.5倍速でスクリプトを見ずにそれぞれ2回ずつ聴く

このときもテキトーに聴かないように注意。文構造を意識して聴く。

仕上げに、便利そうな表現はチェック

上級編は初級編、中級編に比べ会話で便利そうな表現の宝庫。ノートなどにまとめて覚えると良い。


おわりに

いかがでしたでしょうか。上級編はとても手強いですが、確かなリスニング力が身につきます。そして特に英検1級受験者には、最後のインタビュー問題の対策にうってつけです。ぜひ、頑張って挑戦してみてください。

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