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アーツ・アンド・クラフツとデザインーウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで展 in 府中市美術館

東京・府中市美術館で開催中の『アーツ・アンド・クラフツとデザインーウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで』展に行ってきた。(今週末、12月4日(日)まで)

https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/exhibition_2022_3.html
(府中市美術館のサイト)

府中市美術館は、やや不便な場所にある。
この展覧会はパスかな~と思ったけど、TV「ぶらぶら美術・博物館」で紹介され、行きたくなった。そのうちテンションが下がってきて、どうしようかな~となり、でもこのまま終わってしまうと後悔しそうなので、昨日、思い切って決行。

京王線の府中駅からは徒歩17分(100円バスもあり)だが、中央線の武蔵小金井駅からもバス(こちらは250円!)があるので、そのルートで行くことにした。
バスを降りると良い景色が広がる。
紅葉にはやや遅いけど、落ち葉も風情があっていい。

まずはカフェへ。
まだ11時台なのに結構席が埋まっていた。
あそこが良かったんだけどな。

期間限定に惹かれ、「モリスの庭プレート」とやらを頼んでしまったけど、ちょっと失敗感。


見た目は素敵だし、味もよかったけど、量が少なすぎ(笑)
急ぐこともないので、しばしカフェ読書も楽しんでからいざ会場へ。
予約などは必要なく、すんなり入れるのはありがたい。
市の美術館なので、当日一般900円というのも魅力。

19世紀のイギリスで活躍した、ウィリアム・モリス
彼の職業は何か?と一言でいうのは難しい。芸術家であり、建築家であり、詩人でもある。
しかし、もっとも有名なのは、「モダンデザインの父」として、であろうか。
急速な近代化が進む中で危機感を抱く人々も現れ、中世の建築が賛美され、古風な描き方を目指す画家たちも現れる。そんな中で、モリスは生活に欠かせない日用品の中に美を求め、壁紙や布、家具の製作などを行う。
モリスの仕事に共感した多くのデザイナーや建築家たちにより、アーツ・アンド・クラフツ運動が、まずはイギリスおこり、やがてヨーロッパ、アメリカにまで影響を及ぼしていく。

作品の写真は撮影できない感じだったので、作品の紹介などは、以下を参考に。
http://fam-exhibition.com/artsandcrafts/highlight.html

今回の展覧会では、モリスのデザインを中心に、150点以上が展示されている。
美しいものを見るのは、心が躍る。
ただ、普通の美術品を見るのとは違って、やや物足りなさも感じたのも正直なところだ。
家具も壁紙も、やはり使ってなんぼなのだ。
椅子もそこに置いてあるだけでは、座ってみなければ価値はわからないのだ。

https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/exhibition_2022_3.files/A_C_a4.pdf
(展覧会チラシ、PDF)

展覧会チラシの中身


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