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『赤と青とエスキース』&『お探し物は図書室まで』by青山美智子

昨年読んだ本の一覧を作ろうとして、やはり青山美智子さんの本は別に書いておかなくちゃなあ、と思い記事にすることに。

赤と青とエスキース』by青山美智子

随分前に図書館に予約して、やっと手にしたところなのに、一日持ち歩いているうちに読み終わってしまった!うわーん、もったいない。
2022年の本屋大賞2位の作品、内容は美術ものということで、ある程度は期待したけど、それを上回る面白さ。四章とプロローグとエピローグ。
それぞれ登場人物が違うけど、絵画「エスキース」に何処かで関わってくる短編集、と思いながら読んでいたら、やられた〜そういうことだったのか!こんなにうまい伏線回収があるだろうか。
それぞれのストーリーがしっかりしている上に、額縁やさんのマニアック情報なども楽しめるし、そうだ、そもそも「エスキース」の意味も初めて知った。ここで意味を書いてしまうと薄っぺらくなるので、是非体感してほしい。

お探し物は図書室まで』by 青山美智子

赤と青とエスキース』が気に入ったので、もう1冊くらい読んでみたいと思い、図書館で検索、タイトルからしてこれだな~と思って選んだら、幸いすぐ借りられた。
パターンとしては、「赤と青と」に似ている。5つの短編の主人公は、年齢も性別も職業も様々だが、仕事や家族関係などに悩んでいて、図書館で本を借りるところがターニングポイントになる。
おそらくそこそこハッピーエンドになるんだろうな、という雰囲気が、すでに表紙から漂っているので、なんとなく安心して読め、期待は裏切られなかった。
後で知ったが、この本は、本屋大賞2021年2位の作品。2年連続2位なんてすごい!もったいない!と思いつつ、またあっという間に読み終わってしまったので、次の本も予約。
今度は少し待つことになりそうだ。

というわけで、次の本が来るのを待っているところだ。

記事を書く前に、(といっても最近でなく、去年のことだが)、何か情報を得ておいた方がいいかと検索していたら、なんとご本人がNOTEに登録されている!

記事を全部読みたくなったが、新鮮な気持ちで小説を読みたいので、今回読んだ2冊の記事だけにとどめ、またほかの本を読んでから、もしその本について書かれていたら、その記事だけ読むことにしよう、ということに。

青山氏は、今年の本屋大賞にもノミネートされている。
今度こそ大賞を!と応援する気持ちと、あまり人気になってしまうとなかなか順番が回ってこないのも困るな~という気持ちと。だったら買えばいいのか。(笑)


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