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【反復流産】4年ぶり2度目の妊娠も、流産したきろく④~心拍確認と不妊クリニックの卒業~

今回は下記の記事の続きとなります。

治療歴はこちら。

胎嚢確認で初めて先生から「大丈夫」という
言葉をもらい、前向きな気持ちを少しずつ
増やしていきました。
心拍確認を経てクリニックを卒業するにあたり不妊治療からの妊娠や、流産経験からの不安な気持ちなどをきろくしておきます。
どなたかの参考になれば嬉しいです。

1回目の心拍確認

移植29日後、6w6d
この日も奇跡を起こす服を着て行きました。

4年前の初めての妊娠の時に、心拍確認で先生に言われた言葉。
「心拍はあるんだけど…ちょっと弱いなぁ」
とてもショックで、何も言葉を返せなかった。
2週間後の診察で、心臓が動いていないことを確認しました。

だからこの日が早く来てほしいような
怖いような複雑な心境でした。
結果、自分でも心臓がピコピコ動いているのが見えて
「私の中で生きてる」
という実感と感動でいっぱいに。
その後診察時に、心拍が弱くないか確認すると「見た感じ大丈夫ですよ」と言ってもらえたのです。

産院を決めるタイミング

移植37日後、8w3d
この日ももちろん奇跡を起こす服で来院。
2回目の心拍確認も問題なく内診は終了しました。
診察室にて、
「次回の診察で問題なければ卒業となります。産院はどこに決めましたか?」
と聞かれ焦る私。
まだ決めていない…!
だって、産院を決めておいてねと言われてなかったし。
そろそろかな?と思いながらも、
産院のことを考える=出産のことを考えるということになり嬉しくてワクワクしてしまうことが怖かった。
その後にもしものことがまた繰り返されたら…と思って目を背けていたんです。
その日は淡泊な女性の先生だったので、
個人的な理由を話すのもなぁと思い
「すみません、まだ決めてません」
とだけ返事。


私はもともと人見知りで言葉足らずな面があり、
事前に聞きたいこと・言いたいことを考えているので思ってもみないことを言われるとフリーズしちゃう。
病院の先生ともスムーズに会話ができる人が
羨ましいです。

不妊クリニック卒業

移植44日後、9w3d
無事に、産院を決めて来院しました。
(産院決めはまた別の記事で書こうと思います)
今日が最後になるかもしれないんだな、
最後になればいいなと
このBクリニックには約半年しか通っていないのにセンチメンタルな気持ちになりながら
呼ばれるのを待ちました。

例のごとく、
最後に先生になんてお礼を言おうか。
看護師さんや受付の人にも…なんて考えていたけれど実際はあっけないものでした。

最後の日も、あの淡泊な女性の先生だったのもあるかもしれませんが
「問題ないので、今日で卒業ですね。
母子手帳の受け取り方などは看護師から説明がありますので聞いていってください」
とのこと。
私は感無量でジーンとしていたけれど、
先生との温度差にすぐに冷静さを取り戻しました。

ありがとうございました。と深く礼をして
その場を去りましたが、
「他の先生や看護師さんにもよろしくお伝えください」
と言えば良かったと後悔しました。

その後に看護師さんから「妊娠届出書」の付いた書類などをもらったり、妊娠初期の過ごし方などのお話をしてもらいました。
この看護師さんがとても親切で優しくてとても好きだったので、最後がこの人で嬉しかったんです。
判定日から不安な状態が続いていたこともわかっていて
「本当に良かったですね。
これからは赤ちゃんにたくさん話しかけて、お母さんも身体を大事にしてあげてくださいね」
と言ってくれました。
本当にありがとうございました。と深く礼をして部屋を出ました。

感情を抑えるのは思いやり?

部屋を出た後、
涙をこらえて心を落ち着かせながらふと思った。

不妊クリニックの待合室にはたくさんの人がいて、その多くは自分が呼ばれるのを不安でいっぱいになりながら待っている。
それを身をもって体験しているから、
悲しいことがあっても泣くのはなるべくトイレで。
嬉しいことがあっても感情は抑えた。
誰かに言われたわけではなく、
自分だったら動揺すると思ったからそう決めていた。

そう考えると、
さっきの淡々とした女性の先生も
あえて感情を抑えているのかもしれないのかも。
一日に何人ものいろんな状況の患者さんを相手にお話をするのだから、仕方がないのかも。そういうことにしておこう。

会計で呼ばれて清算を終えた後、助成金の書類の申請の手続きをする。
感情的になったのもつかの間、現実的なことも淡々とこなさなければならない。
それが不妊治療。

こうして無事にBクリニックを卒業しました。


次回は、産婦人科へ転院後のきろくです。
産院を決めるにあたっての事は、
別記事で書いていくつもりですので
良ければみてくださいね。


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