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今年もM-1を思う存分楽しむ

お笑い好きな私にとって、毎年秋から年末にかけてはお笑い賞レースがあることが唯一の?楽しみです。

10月はキングオブコント、12月はthe Wと、 M-1グランプリ。そしてM-1に関しては夏頃から一回戦が始まり、3回戦あたりからはYouTubeでも楽しめるようになります。

関西出身でもない私がお笑い好きになったきっかけは、大学生くらいの頃、爆笑オンエアバトルを見たあたりくらいだったかなと思います。
M-1が始まってからはなんとなくみていたのですが、2006年のM-1でチュートリアルの漫才には度肝を抜かれたことをよく覚えています。

M-1に惹かれる理由

なんとなく、そのときそのときで、好きな芸人さんはいたりいなかったりするのですが、特に推しの芸人さんがいるわけではありません。1番ハマってたのは佐久間一行さんかな。(漫才師じゃないし笑)M-1というコンテンツが好きなんだと思います。というかコントか漫才かでいえばコントの方が好きなのにも関わらず。なぜこんなにM-1に惹かれるのだろうと考えていました。

絶対に自分と交わらない世界

大前提として、自分とは絶対に交わらない世界だということがあるのだと思います。これはキングオブコントも、すべてのお笑いコンテンツに言えるのですが。だからほどよく傍観者でいられる。完全に自分と切り離して楽しめるというか、異世界を楽しんでいるようなイメージです。

たとえばこれがクイズとかだったら、たぶんザワザワしてしまうんです。圧倒的知識の差を見せつけられたりすると、自分は…と卑下してしまったり、ザワザワしてしまうタイプ(めんどくさ)
クイズ番組では、ついつい出演者と競ってしまったりしてしまいます。笑

正解がない戦いをどう挑むのか

そもそも、お笑いのレース、勝ち負けということに違和感がある人もいるかもしれません。お笑いとレースって、一見矛盾した概念です。
それが大前提にあるので、クイズと違って正解があるわけではありません。
歌ならまだ審査基準もわかりやすいかもしれません。
漫才は、一つの基準としては笑いの量があるかもしれませんがそれが絶対ではありません。お客さんにハマる、ハマらないもあるし、審査員にハマる、ハマらないもある。そして多分に運に左右される戦いでもあると思います。
さらに、これだけ賞レースが開催されていると、漫才にしてもありとあらゆるパターンがで尽くされているなか、新たなスタイルやフォーマットを生み出すのは至難の業だと思います。M-1では、「新しさ」も評価されるポイントだと思うので。そしてお客さんもありとあらゆるタイプのネタを見ている中で、目は肥えているし簡単には笑わない。そんな中で、M-1戦士たちがどう戦ってくるのか、どういうネタを携えてくるのか、今はどんな漫才が面白いと評価されるのか、単純に興味があるというのも大きいです。
正解がないっていうのは(実際にはあるのかもしれないけれどそのときはわからない)仕事でも人生でも同じ。大袈裟にいえば、M-1への挑み方を人生と重ね合わせてみているのかもしれない。
ニューヨークのようにスパッと身を引くのも、がむしゃらに出続けるのも、小籔さんのようなベテランになってからM-1に出たいとユニット組んで出るのも、すべてその人にとっての正解で。そんな芸人さんの戦い方、生き様のようなものも含めて面白いし、学ぶことも多いです。

M-1に付随したコンテンツ

M-1そのもののコンテンツももちろん面白いのですが、それに付随したコンテンツも本当に面白い。それはキングオブコントとかにも言えるのですが、M-1はさらに熱量が高いです。
たとえば、Mおじと言われるスーパーマラドーナ武智さんだったり、NONSTYLEの石田さんだったり、ナイツの塙さんだったりが発信しているYouTubeを合わせてみるのも大好きです。どうしてこのコンビが評価されたのかとか、どうしてこのネタがすごいのかという解説を聞くと、面白さも倍増するし、すごく勉強になるのです。
M-1中はもちろん、M-1後も、しばらく芸人さんたちの感想動画で年末年始くらいまでは楽しめます。

お涙頂戴のアナザーストーリーとかよりも、そっちが好きかもしれないです。

もちろん本家のコンテンツが本当に面白いから

最後はこれに尽きます。
わたしは年々、課金額が多くなっています。去年は準決勝のみ配信チケットを買って見たのですが、今年は準々決勝も課金してしまいました。
そして先日、仕事の訪問で新宿へ行ったので、ついでにルミネtheよしもとの公演も当日券を買って見てきました。特別好きな芸人さんが出ているわけではなかったけど、なんとなくM-1に向けて士気を高めたかったというのも大きいです。
奇しくも、和牛が解散発表をした翌日で、さらに和牛も出演予定だったため(結局出演はなし)そのせいなのか、平日にもかかわらず満席で立ち見だったのですが。
疲れていたので笑いたいというのもあったし、やっぱり舞台っていいなぁと思いながら満喫しました。

M-1当日は、もちろん敗者復活戦からテレビの前にスタンバイして楽しみます。
今年の決勝メンバーは本当に好きな芸人さんばかりなので、誰が優勝して欲しいというのは正直ないです。むしろ優勝してしまったらもうM-1に出なくなるという寂しさもあるし。
志らくさん勇退後の審査員は誰になるかというのも含めて、小出しで楽しませてくれそうなので、今からワクワクしています。


その一方で、M-1が凄すぎるゆえにM-1によって潰されてしまったと言われる和牛のようなコンビもいたりとか。諸刃の剣だなとも思ったりするのです。それも含めて、M-1に挑み、私たちを楽しませてくれる芸人さんたちには本当にリスペクトしかないです。この場を借りてありがとうございます!

もうすぐ今年のM-1が終わってしまうという寂しさのほうが勝ってしまうM-1に取り憑かれている一視聴者ですが、当日は目一杯楽しみたいと思います。

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