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笑いの力

毎年楽しみにしているお笑い賞レースの一つであるR-1グランプリ2023が終わりました。ウエストランド井口さんの「夢がない」発言で、例年よりも注目を浴びた回でした。今回一緒に見てくれる家族はいず、一人でニヤニヤしながらじっくり視聴。優勝した田津原さんおめでとうございます!実は今回の決勝進出者の中で唯一知らない方でした。個人的には大喜利動画でよく見る寺田寛明さんやサツマカワRPGさんを応援していたのですが、皆さん本当に面白かったです。次の番組であるENGEIグランドスラムで、トップバッターにウエストランドがでてきたのも胸アツ展開。

ところで、お笑いは結構好きなほうです。どのくらい好きかというと、年に2~3回は劇場に足を運ぶくらいには好きです。年に3~4回は配信チケットを買うほどには好きです。M-1は予選から追って3回戦動画は8割方見るほどには好きです。特定のお笑い芸人さんのすごいファンというわけではなく、たぶんお笑い自体が好きなのだと思います。

今回はR-1にちなんで、R-1にまつわることを。。
これまでのR-1で一番印象的な回は、なんといっても2011年に佐久間一行さんが優勝した回。佐久間さんのことは、その数年前にNHKの爆笑オンエアバトルで一度見たことがあり、すごく面白い人がいる!と思っていたのですが、その後、名前を忘れてしまっていたのです。

佐久間さんがあの爆笑オンエアバトルで忍者屋敷のネタをやっていた面白い人だ!と気づいて、すごくワクワクしたことを覚えています。そして、当時のシステムから3回ネタをしてからの、優勝。3つとも毛色の違う面白いネタで、度肝を抜かれたことも覚えています。

特に、1回戦の、井戸のおばけのネタ。
井戸から出てくるお化けだと見せかけて、井戸自体がお化けだったというネタなのですが、もちろんネタの面白さもさることながら、ピンクの全身タイツにウエストポーチをつけてネタをする姿に、なんだか感動すら覚えました。

当時、私は二人目の子を出産したばかり。一人目の子のときに産後鬱になってしまったこともあり、嬉しさとともに不安な気持ちもありました。里帰り出産をしていたので、自宅に帰ることも不安だし、一人目の子は幼稚園にあがることでの不安もありました。そんなときに、

井戸の中からとかじゃなく~井戸自体が俺っさ
井戸の中からとかじゃなくて井戸自体が~
井戸の中からとかじゃなくて 井戸自体のお化けなんです

と、ロマンシングサガの音楽に合わせた替え歌を歌いながら全身タイツで踊る佐久間さん。なんだか、わけもなく不安になっている気持ちとかがなんだかどうでもよくなったことを覚えています。そして、ちょっとでも不安な気持ちになったときは、このネタを全部脳内で再生するようにしていました。

その後、しばらくブログを毎日読んだり、ライブに何度か行ったりしたのも良い思い出です。割と最近ですが、家族で単独ライブに行ったこともあったな~。変わらず、劇場を中心にご活躍されているの、すごいです。

R-1のあとすぐに東日本大震災が起こったのですが、そのときも佐久間さんのブログにはずいぶん励まされました。

私がお笑いを好きなのは、シンプルですが笑うことで元気になれること。不安になりやすい性格なので、気づくと焦っていたり、ネガティブになってしまいます。だからそんなとき、無条件に笑わせてもらえるって本当にありがたいのです。

そしてそんな芸人さんたちが、だれかを笑わせるために真剣になっている姿が本当にかっこよいので、お笑い賞レースが大好きです。

次はキングオブコントかな。その前にM-1の1回戦も始まりますね。少し先だけど、今から楽しみです。


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