学生オイスターカード、やっと届いた+満月

本日、やっと届いたスチューデント・オイスターカード。やっとです、やっと。この定期券があるとないとでは、交通費の高いロンドンでは大違い。これがない場合はtop up、要するに適宜チャージする方法になるのだが、この方法だと交通費を節約したいという計算が働いて、結局、出不精になってしまう。私の滞在期間は限られているのでそれはまずい。それに、なんだかんだいって、大学のオフィスの方がはるかに研究ははかどるのだ。


私はいわゆるこちらの大学で履修している学生ではなく、客員研究員なので、学生だけど学生証のない身分だ。そういう場合には、ロンドン交通局(TfL)宛に指導教授から手紙を一筆書いてもらうことで事足りる。

そこまではスムーズだった。指導のC、本当にありがとう。
TfLとのやりとりはオンラインでやってきたので、当然、その手紙もpdfでオンラインで送れると思っていたら、なんと要郵送だという。え、今時、郵便ですか?

まずは印刷の難。来たばかりだから、まだPCがプリンターに接続できていない。なので、教授の手紙をUSBに保存して、近所の公共図書館のPCで印刷することにした。いざ行ってみると、PCの使用は図書館カード保持者でないとできないといわれた。「私、市民でないのですが、カード作れます?」と途方に暮れながら訴えると、親切なおばちゃま職員が、自分のIDでPCへのアクセスを可能にしてくれた。「そのUSBに入っているファイルから、1枚の紙を印刷するだけよね?」と言って。PCの使用はタダだけど、1枚印刷するのに70ペンス、100円くらいかかった。たかーい。たまたま£1コインを持っていたのがラッキーだった。コインしか使えないって。

次に、封筒、切手の難。封筒は郵便局で買えることをやっと知ったが、たまたま入った郵便局には封筒のバラ売りがなく、30枚入りくらいのが£5〜6であるのみ。いやいや、いくらなんでも、たった1枚の封筒が必要なために1000円は出したくない。一応、切手だけ買っておこうと思い、窓口の列に並んだところ、そこの郵便局員たちの仕事のやる気のなさが半端なく、めっちゃ遅い。私の前4、5人の列だったが、30分くらい待った。£1ちょっとの切手一枚を買うために、30分。封筒の方は、翌日、違う郵便局でやっと1枚を購入。閉じるところが糊つきで助かった。このために糊も買うということになっていたら、さらに7、800円の出費がいるところだ。

土曜に投函して、いったんホッ。ここまで長かった。
木曜に、TfLにあなたの手紙が届いた、申請は受け付けられた、というステータスになった。金曜には、発送した、5営業日中に届くとのことだった。

手紙を出した時点では、私はTfLの事務もロイヤル・メールも信頼していた。日本の感覚では、最近は郵便事情が悪化しているとはいえ、お金に関するカードの送付は書留や記録付きの郵便で届く。せいぜい3日で。しかしここはロンドンだから……記録付き郵送はないかもだけど、5営業日といったら最低限、それは守られるだろう、と。

すでに1ヶ月定期の開始日は過ぎている。とにかく早く到着してほしい。
指折り数えて5営業日目、私宛の郵便は届かなかった。大家さんは、「アホ配達員がとなりのフラットの郵便受けに入れたのかも、隣の人に聞いてみれば?」というが、「隣の人」といってもその番地には10人くらいの人が住んでいる。いったいどの隣の人に聞くんだ?しかも最近のロンドン人は、宅配を頼んだとか、アポがあるとか以外、心当たりのない玄関ブザーに答えることはない。

5営業日が過ぎた夕方、TfL宛にクレームを入れた。カードが未到着です、定期券の購入をキャンセルしてください、必要ならばトップアップで支払うから、あるいは定期券の開始時期を遅らせて下さい、いつ届くか知らないけどもっと先に、と。

そして6営業日目の夕方、やっと郵便受けにTfLから私宛の手紙を発見!もちろん普通郵便で。封筒の上から感じるカードの硬さに、心底ホッとした。

が。すでに昨日、キャンセルしてくれというメールをTfLに送っていたのだった。担当者はどう対処しただろうか。あー、またメールで問い合わせか、とも思ったけど、面倒なのでしばらく様子をみようと思う。すっきりしないなあ、いまだに。

今日は満月でしたね。街灯が明るいのがむしろ邪魔ですが、満月の明るさも負けていないです。ねむい


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