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ストレスと独り身とホテル暮らしとー ナインシーズン【第5回・栃木県日光《後編》】


 寂れた観光地を存分に徘徊した後、ランチを口にしてない私は食欲の権化となって夕食会場へ。

 ドリンク類はセルフになっており、カルピスをチョイス🍹

 Apptizer <前菜>
 ~ 日光特産八潮鱒のポキ風・オレンジ風味のキャロットラペ・栃木溜り醤油のチーズ漬け・厚切りベーコンとブラックペッパー・フリッターのしば漬けタルタル ~

 Potage <ポタージュ>
 
~ プロバンス風オリジナルブイヤベース 日光名物湯葉のクルトン仕立てを添えて ~
 具は烏賊、帆立、白身魚、ムール貝であっさりしてて旨い。

 Poisson <魚料理>
 
~ 白身魚のパイ包み焼き 栃木県産「宮みそ」を使ったホワイトソース仕立て ~
 味噌を使ったソースが不思議とパイ皮によく合う。

 Viande <肉料理 鉄板焼き>
 
~ 国産牛のフィレステーキ 日光溜り醤油わさびと一緒にドフィノアを添えて ~
 焼き方はミディアム。肉がとてつもなく柔らかい🥩 溜り醤油とよく合って、肉汁も充分で旨い😊

 Pates <パスタ>
 
~ 栃木県産卵黄をのせたベーコンと占地のオイルパスタ ~

 Dessert <デザート>
 
~ タルトタタン 湯葉チップとバニラアイスを添えて ~

 最後にエスプレッソで〆。おいしゅうございました😃

 夕食後、客室の窓から観える中禅寺湖は濃霧に包まれ、夜景はとても細やかだが……こういうのも悪くは無い。

 観光地としては閑古鳥が鳴いてても、温泉は良質なハズ。タップリと味あわせてもらうかな♨

 ※ホテルHPから写真を引用

 源泉かけ流しの乳白色温泉は効能が高い硫黄泉。肌を奇麗にする成分がタップリということ。とても良い香りで確かに体に効きそうなのだが、露天風呂は周囲を高い壁に囲まれてレイクビューでないのが残念。

 いや~~、満足できるホテルステイだった😊 静かな湖畔で山々と緑に囲まれての就寝……私の本能が癒される。
 おやすみ、日光。

 おはよう、日光。予定よりも少し早めに目が覚めた。相変わらず晴天とはいかず、雲と霧が中禅寺湖一帯に絡みついている。
 …………ん?

 ホテル目の前の道路脇の街路樹と雑草に紛れ、何かが動いてる……野良猫かな? っと思ったらー
 日本猿ッ!?

 なんてこった……さすがは日光。歩道の茂みから次々と現れて道路を横切り、集団が高木に登っていき、建物の屋根に飛び移って休んでる。
 野生の日本猿の群れが朝の散歩をする光景……偶然とはいえ、とても貴重なモノが観れて良かった👍

 今朝は朝食の時間が遅めのため先に朝風呂を堪能。後で気づいたが、温泉の香りが特段に強烈で体に染みつき、その日着ていたTシャツに香りが移ってしばらく温泉臭がしてたWWW
 フロントに降りると、昨晩に焼きマシュマロが提供されてた囲炉裏が静かに佇んでる。

 夕食と同じ会場で朝食。今朝のメニューが明記されていた。

 ポトフがバカ旨ッ!! 野菜の甘味が優しく、スープが味わい深い。牛筋はトロトロでとても柔らかい😊
 具にワカメとタップリの卵白という珍しい味噌汁。ウインナーとベーコンに宮みそのチーズソースがよく合って美味しい。
 ドリンクはオレンジジュースをいただく。

 よし、チェックアウトだな。無料のシャトルバスが行きと同様に日光駅まで運んでくれるが、帰りはあまりに出発時間が遅いので、最寄りのバス停から路線バス(片道¥1300という残酷価格)で。
 今回の旅、野生の日本猿集団を間近で観察するという特殊な経験……やはり、良質な土産物と同様に、現地に赴かねば味わえないのが旅行の醍醐味であると痛感した。
 さらばッ、日光!

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