嘘でも笑顔を作っていると、脳が騙されてセロトニンが分泌されるらしい。本当だろうか。
脳というのは人類が誕生して結構経つが未だ謎の多いとされるところなくせに、そんな子供騙しに引っ掛かるようなことがあるのか。

先日僕は夜道を歩いていた。辺りには僕&50代くらいの女性のみ。
歩くスピードがたまたま同じくらいで2、3分かな、そこそこ近い距離を保ったまま歩いてたんだ。

するとその女性はこちらを振り返って「お先どうぞ(^-^)そちらのが歩くの速いでしょう(^-^)」って言ってきたんだ。

まあ夜道だしね、怖い感情もあったんでしょう。

ただ1つだけ確かなこと、これだけは間違いないことなんだけど、俺はそちらさんには興味はねえ。
僕の勘違いなのだろうが、痴漢の冤罪にでもあったような気分だった。

あぁ、で、そのセリフを吐いた時の女性の顔が満面の笑みだったんだ。ていうことはさ、出たのかな、セロトニンが。
僕をこんな気持ちにさせておいて、そっちは出ちゃったんだ、セロトニン。

そういえば小学生の頃友達に「なんかさ話してて面白くないのに笑ってることってない?」って聞いて盛り上がったことがあったのを思い出した。
今思うとあれが愛想笑いってやつだったんだ。

僕の愛想の無さはあの時決定づけられたに違いない。あの時愛想笑いくだらねーってなっちゃったから。

笑顔はコミュニケーションをとる上ではとても重要なんだけど、クセがついちゃってる人見ると気持ちが悪い。

笑えばやり過ごせるって思ってるんだろうけど、それはちょっと違うから。怒られてるときに笑うタイプ。それが許されるのは容姿端麗なやつだけだから。

まあセロトニンが出るんならいいか。

新潟の犯人も笑ってたけど出たのかなセロトニン。

僕は寡黙な幸せ者を目指す。

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