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焼け石に水(ロウリュ)

焼け石に水

わずかばかりの援助や努力では効果が上がらないということ。
用例:「これくらいの融資では焼け石に水だ」
◇焼けた石に少々水をかけても冷めないことから。

広辞苑より



全然ちげーわ!!!!!

「焼け石に水」と言ったらコレだ。


じょわわわわわわわわ~~~~である。
#最高である。




恐らく、今の若者が
「これくらいの融資では焼け石に水だ」と耳にすれば、



あぁ良かった、融資、ととのったんだな!」
とポジティブな印象を持ってしまう人が一定層いるに違いない。


補足1 「ロウリュ」とは

「ロウリュ」とは、サウナでの熱い石に水をかける行為を指すフィンランド語の言葉。

サウナでのロウリュは、水蒸気を発生させることで部屋全体の湿度を上げ、さらに熱を感じやすくする目的がある。
これにより、サウナ体験をより深く感じることができる。
#水がサウナストーンの表面で蒸発していく音もまた素晴らしい。
#水にアロマオイルを混ぜのもまた素晴らしい。

補足2 「ととのう」とは

「ととのう」という言葉は日本のサウナ愛好家の間で広く使われており、サウナを利用した際、特にサウナと水風呂を繰り返した後の外気浴で感じる心地よい達成感や爽快感を指す。


「ととのい」をどう言葉で表現するかは、
有識者の間で熱い議論が交わされるトピックスの1つ。

以下は筆者がこれまでヒアリングした一例である。

・血流が体全体をめぐるのを脳でも感じて視界が揺れ始めて多幸感に襲われる状態
・体がふわふわと少し浮かんでいるように軽くなり、どこか飛んでいけそうな感覚
・まるで一皮むけたような、生まれ変わったかのような感覚
・感覚が研ぎ澄まされ、聴覚もクリアになり、ととのっているときは水の音がすごくきれいに聞こえる。
・どこかにトリップしたかのような感覚。恍惚感
・気分スッキリ、雑念消滅、悩み迷いのループが終わる、リセット、頭が真っ白、
 涅槃(ニルヴァーナ)
・ザ・昇天。
・冷えた体の外側と、内部の温かさが渾然一体、汗がすっと引く感じ。気持ちいい
・体が一気に軽くなり、皮膚がなくなった気分。同時に心臓の鼓動を強く感じる
・聴覚に変化。すべての音が等価で聞こえるようになる
・体が内側から温かくなり、体がリラックスする。脳はクリアで体は軽い
・血管が開き、全身の血流が良くなる。脳内に快楽物質が出ている感じ
・脳みその能力が活性化した感じ
・全身が性感帯になり、地球に愛撫されている
・独特の浮遊感と体の輪郭が曖昧になる感覚がある
・リラックスはしているけれど、眠いわけではなく、むしろ清明に意識は晴れている

詳しくはコチラに記載してある。


もはや現代において「焼け石に水」の使用はミスコミュニケーションの危険が高い

本来の「焼け石に水」の意味でことわざを披露したい場面では、
別のことわざを使った方が良いだろう。
#誤解を生む可能性があり、危険すぎる


以下の代替案の使用を推奨する。

  • 二階から目薬

  • 塩を摘(つま)んで水を入れる

  • 遠火(とおび)で手を焙(あぶ)る

  • 月夜に背中焙る

  • 天井から目薬

  • 灯明(とうみょう)で尻を焙る

  • 杯水車薪(はいすいしゃしん)

  • 焼け石に雀の涙

※補足)焼け石に雀の涙について、
「焼け石に水」に似てはいるものの、
雀の涙ほどの水量でロウリュしたところで、サウナ室の温度も湿度も人間の皮膚が感知できるレベルの変化は起きず、ととのいに及ぼす影響もほぼ無視できると見なせると考えられることから、この表現がミスコミュニケーションに繋がる可能性は低い。

まとめ:昨今のサウナブームはことわざの意味すら変えた

ことわざはその地域や文化の背景を反映しており、
その意味を理解することはその文化への理解を深める一助になる。

逆に言えば、文化はことわざを変える。

もうさ、
焼け石に水って、
完全にロウリュだわ。




うん、サウナ行こう。




最後までご覧いただきありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください💡


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