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33.お詫びのしるし

先日の件、彼の大切なものを傷つけてしまったお詫びに、そのものの修理代ではなく、Apple watch用のknotのベルトをもう1つプレゼントすることになった。

彼からの提案。やっぱり、優しいな。考えてくれた。初めて「買って欲しい」と言われたのも嬉しく、救われた。修理代の一部を持つのだと生々しいから、気を使ってくれたんだと思う。

「買って欲しい」って彼から言われたことが初めて(のような気がするよ)なので、その時の声が耳の奥に残ってこだまする。

毎度思うが、いい声だ。そして、張りがある。更に男らしい。また惚れ直し。ほろろ。モテないでね。(首輪つけておきたい)

今、knotのレザーベルトはSALE中。間に合うように言ってくれた。私の給与を知っているから、無理させないように、との配慮だね。

優しい。ますます惚れた。


でもね、SALE品でお詫びしたくないし、次のベルトはコードバンにするか、リザードにするかなど、またしばらく相談できるし、二人で選ぶ楽しみを味わいたいから、思わず「来月でもいい?」と聞いてしまった。

いいよ、との回答。

また、お店に見に行ったほうがいいかな。そんなふうに伝えた。

knotは、2人にとって特別なの。またひとつ、苦いながらも思い出が増えることになった。

お揃い、買おうかなw

私も時計のベルトのように彼の腕に絡みついて、ぐるぐる巻きにして、彼の皮膚にペタっとくっついて呼吸したい。その逞しい腕に唇をつけて、タコの吸盤のように吸い付きたい。手首を咬みたい。

彼が大好きだ。そんな昼下がり。
休憩終わり。戻ります。

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