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最後の診察

昨日、中学時代からお世話になった精神科医、田上先生の診察を受けました。
病院の場所を転々と変えながらも、わたし達が通院できる距離内でした。
新しい先生の引き継ぎのため、最後の院内はすっかり様変わりしましたが、それでも、あの場所は先生のクリニックでした。


まだ引退されるにはお若いのに、でも先生には先生なりのご事情があったのだと思います。


故父が、大学病院で『うつ病』と、診断を受け、紹介状を頂き、初めてクリニックの扉を叩いたのが、わたしがまだ小学生の時。
あの時から、数十年、わたし達一家が、精神疾患でお世話になるとは思ってもいませんでした。

現在。

母は、重度の鬱。
弟は、統合失調症。
わたしも、統合失調症。

父を除いた3人は、パニック障害を併発しています。

そして、一家丸ごと田上先生のお世話になりましたが、昨日が最後の診察日となりました。

田上先生、父の代からお世話になりました。
きっと天国の父も、先生に頭を下げていると思います。

この場所に、先生との診察の日々を記憶に留めるために、記録しておきます。

田上先生、長い間、お疲れさまでした。

ありがとうございました。



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