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〜不思議の招待状《簡単な自己紹介》〜

 改めましての方、初めましての方、こんにちは、ふありの書斎です。


 友人の影響でnoteに、簡単なご挨拶と、処女作『鳥籠姫』を上げて始まったnoteライフですが、ここで一旦許容範囲内での、簡単な自己紹介をさせて頂くことにしました。
お時間がある方、興味を抱かれた方、などふありの書斎に少しでもリンクしてくださった方に、サクッと読んで頂ければ幸いです。

  • 物語とわたし

  • 病とわたし

  • 空想癖

  • 紅茶とうさぎとわたし

  • 笑顔とやさしい気持ち

  • 感謝の気持

《物語とわたし》

そもそも、小学生時代、図書の時間で〈読むフリ〉をしていて、机の上に開かれた本のページもめくることなく、ひたすら終業のチャイムを待っていたわたし。この頃は、今思うと情けないくらい『読書』というものを受け入れる人間ではありませんでした。
 わたしが、『図書嫌い』という過去を持ちつつ、何故今もまだ絵本に始まり、児童書からエンターテイメント、純文学的なものまで読むのを好み、それに足らず、自身で作品を創作するようになったのか…今だ、ペンを置けずに執筆しているかというと、自分の読みたい物語を読むため…。つまり自己満足で書いています。よく、読書をしていると、わたしならこういう展開に持っていくんだろうな…という経験を中学生の時からしています。初めて物語を書いたのはやはり中学生で、きっかけはなんの取り柄もない自分の文章を担任の先生が認めてくれたのが、今のわたしに繋がっています。それから、個人で創作活動を始め、気心を許している人達に、読んでもらっていました。

《病とわたし》

 現在、わたしはメンタルの病を抱えています。十代の頃からで、どちらかというと重度です。また、合併症、薬による副作用でも苦しんでいます。ですから、学もなく、就職活動の経験もなく、成人式のハガキが届いた時は、
『今のわたしに、成人なんて肩書はふさわしくない!』と、ハガキを破り捨てました。本当に、自分が大人という意識は全くありませんでした。そういう、劣等人間という意識がずっと水面下にあって、自分を卑下して生きています。

《空想癖》

 物語を書く、ということに関しては中学生の時の恩師の影響が大きかったのですが、それ以前に、お話を想像してみるのが好きな人間で、先程すこし触れた、わたしだったらこう書くな…という意識を実感したときでした。宮崎アニメの『耳をすませば』。あの、主人公の雫ちゃんは自分とどことなく重なって、『これくらいの文章、誰だって書けるよ』という、強いメッセージに今も影響を受けています。
映画館で友達と観たときに、なにかの出来事で、物語が始まるような些細なことでも良い…そんな空想癖を持つようになりました。

《紅茶とウサギとわたし》

 この3つのキーワードだけで、わたしがどんな人間か、想像できてしまえると思います。
でも、最初に言わせていただくと、わたしは『不思議の国のアリス』の本を読んだことはありません。本当に。紅茶は、友人が淹れてくれたのがすごく美味しくて、ハマりました。今は、友人が誕生日プレゼントで贈ってくれた、ピーター・ラビットのスープカップ片手に、執筆をしています。最初の頃は、老舗の紅茶、トワイニングやフォートナムメイソン、フォション、マリアージュフレールなどを好んで愛飲していましたが…やはり毎日飲むには価格がお高めで…。紅茶好きの知人から、カレル・チャペックやルピシアなど、割とお安く、しかもヴァリエーションの多いお店のお茶にもハマりましたが、現在はトワイニングのオレンジ・ペコーという、セイロン(スリランカ方面)茶のブレンドをミルクたっぷりに、そしてお砂糖をちょっぴり足して飲む、わたしの番茶です。
 うさぎの話をしましょう。今はもうみな亡くなってしまいましたが、過去に3羽うさぎを飼った経験があります。
まだ子供の頃、今でこそブランドや血統を重視したうさぎが目立ちますが、わたしは、当時、小規模のデパートに横づけされた小さなペットショップで、淡いグレーの毛並みの《レナ》をお迎えしました。とてもやんちゃで(性別は女の子)、用意したケージにもなかなか入ってくれない食いしん坊のレナ。10年生きてくれました。でも、この子は人の心に敏感な子で、わたしが落ち込んだりしていると、床についた手の甲をペロペロ舐めてくれるんです。その日は、とても大人しくケージの中でじっとしていて、とてもいつものワンパクさは微塵も感じられなくて…優しい子でした。
《次女のミルフィー》(女の子)は、お姉さんと全く異なり、素っ気なく、気位の高い王女様みたいな性格でした。全然懐いてくれなかったこの子は、お散歩の途中、逃げていきました。普段、家から外にうさぎ達を出すことは殆どなかったのですが、その日は、何故かいつに増して外に出たがっていたので、少しお散歩に出そうと思ったら、私の不意を狙って猛スピードで去っていきました。多分、帰りたい自分の居場所に帰っていったのだと思っています。
《三女のミユウ》は、掌に包み込めるほど小さな子で、先に来ていたお姉さん方よりも先に亡くなりました。もう、そのあたりから動物を飼うというのは、最後の死に目もきちんと見届けないといけない命だと実感しました。この子は、事故死でしたが、飼い主であるわたしの不手際…だと今も思います。
 イラストや日用雑貨品にプリントされているうさぎも可愛いのですが、やはり、命のある、心や性格のあるうさぎは何倍もいとおしく、かけがえのない存在だな、と思います。

《笑顔とやさしい気持ち》

 やさしい人になりたいと常々思っています。持病のためか自宅に居る時は塞いだ気持ちになることが多々あり、具合が悪いときに母に、
「なに怒っているの?」
と、良く言われました。余裕がないので、違うよ、と否定する気力もなく、勝手に思わせておけばいいか…と投げやりな自分がいました。自分で言うのもなんですがわたしは、美人でも可愛くもなく、容姿には恵まれていません。どこにでも居る、ごく普通の女子だと思っています。ですが、変人か?と思われてしまうかもしれませんが、想像力がありすぎて、自室のブライスやぬいぐるみ、フィギュアなど、名前をつけてみたり、現実で架空のキャラクターを創り出し、声に出して遊ぶのが好きみたいです。駅のホームでつい無意識に犬のダックスフンド(実はキーホルダーのダックス君)の口調で隣を歩く弟に話しかけたら…ドン引きされました。
 お花や動植物、小鳥に話しかける癖。お散歩をしている時に発生するのですが、道端に咲いている花に「こんにちは、良い天気ね」とか、野良猫に「昨日は会わなかったけど、元気にしてた?」とか、他人には白い目で見られそうなこともしてしまいます。わたしは普通だと思っているのですが…。でも、そういう時って心に余裕のあるときで、自然とやさしい気持ちになれちゃうんですよね。あと、笑顔。わたしは、自分が笑顔になるときも、全く初対面の人の笑顔を見るのも大好きです。それはつまり、笑顔とやさしい気持ちは二人三脚みたいなものだからだと思っているからです。心に余裕のない荒んだときに、ギスギスした気持ちで、相手に向かい笑顔になれるでしょうか?やさしい感情になれるでしょうか。
 わたしは、「あの人の笑顔素敵だよね」と思われる、そんなやさしい人になりたいです。

《感謝の気持ち》

 ここまで読んで下さりありがとうございました。沢山の方がnoteを読まれている中、わたし流の【自己紹介】に出会い、お話できたことはご縁があったからかもしれません。この【自己紹介】を書くに当たり、数名様のを読まさせていただきました。皆さんとても個性的で、文章も上手く読者を引きつけているなあ…と感心することだらけでした。勉強になりました。
物語を作るのが好きで、ちょっと変人なところもありますが、この先も、色んなジャンルの物語を作っていけたらな、と思う次第です。基本、少女小説の作品が多く、今手掛けている『ふわふわ』も、タイトルのイメージからして女の子向け…になってしまいますが、男性の方も是非読んで下さい。女の子の考えていること、気持ちなど(私自身は女子度高くないのですが…)分かるかもですよ。

 普段、ふありの書斎に収められている好きな作家さんは、あんびるやすこさん、酒井駒子さん(児童書向けのイラストレーターなど幅広く描かれています)、金原ひとみさん、青山美智子さん、原田マハさん、辻村深月さん、小川糸さん…と、女性作家人が多く、海外作家は、ダフネ・デュ・モーリア、クレイグ・ライス、ロザムンド・ピルチャー、レイモンド・チャンドラー(村上春樹氏訳)と、こちらも圧倒的に女性陣が多いですね。

 最後に、わたしは毎日を感謝の気持を持って生きています。コロナという、強力な感染症の出現にわたし達の当たり前の生活が、当たり前ではなくなってしまった。ワクチンの普及で当初の危機は過ぎたのかもしれないけど、その油断を感染症は狙ってきます。今日は無事過ごせたけど、明日、信じられない高熱にうなされて起きる可能性もあります。わたし達は、ようやく、当たり前の毎日なんて存在しない、『普通』というあまりにも脆かった定義が崩されたことに気づいたのだと思います。
 今、この世界で《幸せ!》と、思って生きている人は、幸も不幸も全てを受け入れ、流れに逆らわず、心を現実に委ね、強く生きている方だと思います。
 人間の生き方も人間の数だけあり、決して『同じ生き方』なんて存在しません。
 感謝の気持を持って少なくともわたしは今を生きていきたいと思っています。

 ここ迄のご拝読ありがとうございました。このnoteライフが自分自身を見つめ、成長させてくれると信じて、『物語』を介して色んなメッセージを発信していければと。そして、読んで頂いた皆さんが何かしら意味のあるものを感じ取ってくだされば、これ以上の幸せはありません。

2023.11
ふありの書斎

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